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○○をそなえた五万年前の人々 8時間目

8時間目と9時間目の立ち止まりは、第三章。まとめに入ってきます。
・○○の中には何が入るのか。
・幼児の骨がなぜ、頭から下が粉々にいたのか。

たくさんの疑問を持ちながら子どもたちは、読み進めてきました。
ここからどんどん解き明かされていきます。

立ち止まりの内容は、
長老をはじめ、子どもたちの死は、洞窟の落盤事故であったこと。
仲間たちは、死者を洞窟の中に葬ったということ。
そして、その死者のそばに、狩りでとった野生のヤギをそなえた。
そして、何より素晴らしいのは、・・・・

この授業が楽しいらしく、子どもたちは「先生、次国語?」「先生○○をそなえたするん?」と待ち遠しそうにしています。
授業の初めに立ち止まりのプリントを配ると、我先にと勝手に読み出します・・・

子どもたちの中には、洞窟の落盤事故で亡くなったことを予想している人がいました。
何かで押し潰されて死んだんじゃないかと言っている子もいました。
その子たちは、本文を読んだ瞬間
「やった!予想が当たってた!」「○○さんが言ってた通りやん!」

私「ひとり読みの時間は静かに読んでやぁ」

話し合いでは、筆者の書き振りや、
「みんながネアンデルタール人のことを野蛮とか荒々しいとかって思ってるって言ってたけど、仲間思いのところもあるんやね。」と筆者の要旨にだいぶ近しいことを言っている子もいました。
「分かった。野生のヤギをそなえた五万年前の人々や!」題名を言っている子もいました。


24段落では、
なによりもすばらしいのは、「                 」

で空欄にしておきました。そして子どもたちと何が入るのか、またまた予想。
素敵な予想がたくさんありました。
「その人のことを忘れない心を持っていた!」
「よく、死んだ人の骨をペンダントにして持ち歩くよね。それ!」
「手紙を書いたんじゃない?」
「お墓参り」「←これが今も続いてるんじゃない??」
「大長老が作った武器をお供えした!」

などなど、ここの話し合いも盛り上がりました。


話し合いって本文の叙述に基づいて行わないといけない。とか色々考え方があるかもしれませんが、
そういうのって、子どもたちが能動的に本文を読んでからだと思うんですよね。
読みたくもないもの、面白くもないもので話し合いって結構きついと思うんです。
もちろん、話し合いだけじゃなく、書くこともそうだと思います。

アウトプットは特に、子どもたちが学びに向かう姿勢ができた瞬間、主体的に対話的に学びだすのではないでしょうか。深いか深くないかは、教師の掘り下げ方になって来るのかなと思います。

今日はここまで!

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