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小学校の先生!読み聞かせが楽しいです!

今年、初めて長編の読み聞かせをしました。やる前までは、「子どもたちに興味を持ってもらえるか。」「興味があっても飽きはしないか。」「そもそも聞いてくれるかな。」という不安もありましたが、やってみて驚きました!それと同時に、読み聞かせをする中で、子どもたちの成長が感じられましたという話。

 この本を国語の時間の15分(コロナで臨時休校になり、切羽詰まり朝読書の時間に読んだりもしました。)読み聞かせをしました。
ストーリーの内容は、至って簡単。
男の子が、妖怪の住んでいる森に迷い込み。助けを必要としているネズミの期待に応え、天狗や赤鬼、一つ目の山姥からアイテムを入手し、化け猫を退治するという話。

それを1章ずつ読んでいきました。
最初は、子どもたちも「なんか先生が、お話を読んでくれているなぁ。」ぐらいにしか感じていない様子でした。(最初は、設定の話が多かったので、物語に入り込めない子が多かったかも・・・)

ですが、話が進んでいくうちに、伏線が気になり、展開が気になり・・・・
どんどん子どもたちが夢中になっていました

「ハッ!」「やっぱり!」

みたいな声が聞こえると読んでいるこっちも嬉しいですね。

中でも

じっと読み手を見ている子ども
顔を伏せて耳に集中している子ども
手遊びをしながら聞いている子ども

最初は、「ちゃんと聞いているのか。」と思いましたが読み終わると、

「えっ、もう終わり?もうちょい読んでや」
「先生、次国語?かくれ山読む?よっしゃー」

と手遊びしている子も、顔を伏せて聞いている子も言ってくれたので、聞き方は自由にしました。
そういう聞き方もありなのかなと新しい発見です。


そうやって読んでいると、子どもたちが予想をしだしました。(※ネタバレ含む)
「あの女の人が、黒猫やって。」
「男の子は次に、○○するんやで、きっと」
などなど

お話を読み、叙述に基づいて予想する。なんたる国語的なことか。
主人公の気持ちは?
このときどう思ったのかな?

こんな発問するよりも前に(する気はさらさらないけど)子どもたちが会話を始めます。
私が、この話で子どもたちに問うたことは、
「この後、どうなるんやろうなぁ。」「なんでそう思ったん?」ぐらいでしょうか。
(こんなことを発問と言っていいのか知らないが笑)

子どもたちには、力がある。
子どもたちには、学びたい欲、考えたい欲がある。
それを上手に引き出せれば、授業がもっと楽しくなり、子どもたちの成長がより濃く見られるのかなと感じました。

補足

 今年の学年は、4年3組大会と称して、ほんの小さなことでも「大会するぞ」「大会するぞ」とやってきました。大会を開催していたことと、この読み聞かせをしたことで、
ある子どもが、

「先生、音読大会もしよう。」

と言ってくれました。こうやって子どもからの提案は、担任たるもの乗らない手はないですよね。
音読の新たな道も見えてきたかなと思います。

今日はここまで!

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