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一年後に辞める小学校教諭(あと342日)

今日はちょっとしたトラブルがあった。
専科の先生が、うちのクラスの子どもに厳しい指導を行ったらしい。

その先生からは、子どもとは和解している、クラスの子には謝った、迷惑をかけてすまないと謝罪された。

和解しているなら触れる必要はないかなとも思ったが、見て見ぬふりは得意でないし、その出来事も学びに繋げられると思い、子どもに話を聞くことにした。
それが、まさかこんな話になるとは。

話を聞くと、他の班と比べられたのが嫌で、プレッシャーがかかると伝えたら怒られたとのことだった。

その先生ではなく、自分が教えていたとしても同じ反応をしたか聞く。
その子は、正直に同じ反応はしないと答えた。

そこで、人によって態度を変えてはいけないという話をした。

したが…、いつもより納得いってない様子。
周りから、その子は変な態度ではなかったとの声も出てきた。

思ったより根が深そうだったので、これまでどうだったか、どんな気持ちでいるのかなどを聞く。
すると、比べられて嫌だとか、おちょくられているとかバカにされているなどの声があがり、尋常ではない。

「先生も比べたりするよね?」と聞くと、
「先生とは違う」という声がいくつも上がる。
「先生は、バカにしたりしない」と。

うれしい反面、複雑だった。
普段おとなしい子も声を出す姿に、本当に嫌なんだな、ずっと我慢していたんだなと痛感する。

その先生に子どもの声を伝えた。
悪かったと話していたが、本心なのだろうか。
子ども達の声が届いてほしいと切に感じる。

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