河合塾の全統記述模試を合格に繋げる方法

全統記述

 河合塾の全統記述模試は、良問の宝庫です。

 ちゃんと活用すれば、合格に近づくこと間違いありません。

 ただ、活用の仕方がわからず、受けっぱなしになっている受験生もいると思います。

 今回は、「こうやって活用するんだよ」というのを書いてみたいと思います。

2022年度第2回 第5問(2)

 下線部和訳です。

 the process of getting to that magical point in which one can execute a gymnistics move, play the guitar, or ride a bycycle with ease occurs primarily in the brain.

想定される採点基準

 ・S+V→見抜けているか?文型は?
 ・or→何を並べているか?意味は?
 ・which→関係代名詞としているか?被修飾語は何か?(これと絡んで、thatをきちんと処理しているか)

 ・1つ5点
 ・3つで15点の問題
 ・1つ4点なら、12点の問題になり、2つ5点、1つ4点なら、14点の問題になる

採点基準をイメージすれば、勉強が変わる

 意外に思う受験生もいるかと思いますが、採点基準の中に、「単語を知っている」は、ありません。

 「ちゃんと覚えてるね、偉いね」なんて問題は、まともな大学は、出しません。

 品詞のルールから定まる大枠が合っていれば、単語の意味を間違えたところで、マイナス1点とかマイナス2点です。

 満点15点の問題で、2点マイナスされたところで、合格圏内です。

「exeute」「gymnastics」を知らなかったとする

 仮に、

 ・ルールから定まる大枠は合っている
 ・しかし、この2つの単語の意味を知らない

 とすると、次のような答案になります。

 「人が簡単にgymnasticsな運動をexecuteできたりギターを演奏できたり自転車に乗れたりできる魔法の地点に到達する過程は、まず第一に脳の中で起こる。」

 ここまで来れば、単語の意味を知識として知らなくても、だいたい想像できるはずです。

 たとえ想像が違っていて、減点されたとしても、絶対に合格圏内なのです。

採点基準をイメージする

 採点基準とは、「採点者はどうやって採点するのか」ということであり、すなわち、「何をしたら点をもらえるのか」ということです。

 これを正しくイメージしていれば、単語を覚えることは知識武装になります。

 しかし、採点基準をイメージしていないまま、みんながやっているという理由で単語を覚えると、それは思考停止になります。

 まずは採点基準を正しくイメージしてください。

 河合塾の全統記述模試は、その素材にうってつけです。

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