人類の最高遺産第二部におけるワークの具体例
こんにちは。
FMアレクサンダーの本で「人類の最高遺産」は最も広範囲な論点が出てくる書籍で、第一部は特に世界情勢・文化・教育など多岐にわたります。ですが、第二部はFMが提唱している「意識調整(Conscious Control)」の原理について解説があり、より具体的にワークを記述しています。
今回は、腕をバタバタしながら発話しようとする吃音者に対するワークの実例です。この吃音や発話という事を今の自分に置き換えて読むと、改めて大事だと思ったのでシェアします。
FM氏の提案は、人前に出る時は以下の手順を採用する事でした。
「1.誰であっても、別の人から話しかけられたり質問されたり、どんなやり方でも会話が始まりそうになったりした時には第一の原理として拒否をする、返答したくなるのを精神的に『NO、ダメ』とやらなければならない。(そうすると阻止になり、旧式の潜在意識的指示を出さずに済む、つまり、悪い習慣となっていた腕の動きをやらずにすむ。そのように運ばれると旧式の過ちは抑制され、話そうと試みる前に止められる。)
2.次に寄与する新しい正確な指示があり、自分の全般的な協調作用や命令系統を『その時最適な手段・手段を吟味する事(means whereby)』にして、行為を正確に調整しながら話す。
3.これを原則に生活する。」
まず第一に、どんな状況でも「しようとすること」を拒否することが強調されています。「どんなやり方でも」とされているところが非常に大事で、意識があるときは常に抑制が必要だと言っていることがわかりました。
「これを原則に生活する」というダメ押しみたいな3にFMの気合を感じました(笑)
何度読んでも、今の自分の状況に合わせて発見がある書籍です。
是非ご一読ください!
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