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都立青山高校 推薦入試―限定・詳細解説で小論文を攻略せよ!<令和5年度・文系理系>

【本note記事のご紹介】

🌟 都立青山高校の推薦入試小論文対策、ここに極める! 🌟
都立青山高校の推薦入試小論文に挑む受験生の皆さん、そしてご家庭の皆様

青山高校の推薦入試では、文系・理系の小論文が出題されます。
いずれも、一般入試には無い問題で対策が難しく、ネット上に情報もありません。
本記事では、皆さんに、ネット上で最も信頼できるガイドとして、受験生が答案を作成する際の明確な指針として役立つ内容を厳選しています。

📌 本記事は、令和5年度の解答解説です。
※令和5年度の問題は、青山高校公式HPにて公開されています。
次のURLからご覧ください。
https://www.metro.ed.jp/aoyama-h/assets/filelink/filelink-pdffile-22592.pdf

<解答パートのご紹介>
公式解答のない都立青山の入試の解答を、15年以上最難関高校受験指導をしてきたプロ講師が作成しました。

<解説パートのご紹介>
答案を構築する際の手順を明確に示しています。
この構成を基に、受験生は自信を持って答案を組み立てることができます。

資料をどのように読解し、どのような点に気をつけて解答を構成するのか、評価ポイント・注意点が具体的に示されています。


【本note記事の構成】

本noteは、下記の構成となっています。

<無料部分>
●文理それぞれ、解説の"一部"を無料でご紹介!
(かなり公開しているため、無料部分だけでも役立ちます)

<有料部分>
●解説の"続き"
●解答


【無料部分:大問1(文系)解説の"一部"】

問1

この問題自体は、そこまで難しくない。ただし、ある程度の資料分析の練習があることが前提。それがない場合、大問2を解き切ることは難しいかもしれない。以下に短時間で解答するかがポイント。

ステップ1:資料のタイトルを確認する

資料のタイトル、縦軸・横軸の名称など、確認しよう
1つ目の資料のタイトルは「X県とY県の人口推移」。X県とY県の年別の人口の変化を示していることが分かる。
2つ目の資料のタイトルは「1990年と2018年の高齢者人口の割合」

ステップ2:資料から分かる情報は何か?

<「X県とY県の人口推移」について>
● 1990年から2018年の間で、X県の人口は徐々に増加しており、約19万人の増加が見られます。
● Y県の人口は1990年から2000年まで減少傾向にありましたが、2000年から2010年まで増加し、その後、2010年から2018年まで再び減少しています。
● 2010年には、Y県の人口がX県の人口を下回りました。
● 2018年時点で、X県の人口はY県の人口よりも多くなっています。

<「1990年と2018年の高齢者人口の割合」について>
● X県、Y県、全国ともに高齢者人口の割合は1990年から2018年まで増加しています。
● 特に、Y県は他の地域よりも高齢者の割合が高く、増加率も大きい。

ステップ3:得られた情報を関連づける

得られた情報を比較や考察をして「関連付け」をしてみましょう。

人口の推移と高齢者の割合の推移を比較すると、X県は人口が増加しているにも関わらず、高齢者の割合も増加している。これは、出生率の低下や中高年層の人口が増加している可能性が考えられます。

● Y県では、人口は減少傾向から横ばいになっていますが、高齢者の割合は急激に増加しています。
▶ これは、若い世代が他の地域への移住を考える一方で、高齢者がその地域に留まっているため、高齢者の割合が増えている可能性が考えられます。(この推測は問1の解答に使えませんが、予測を立てておくと、次の問題の時に解答の方針をスムーズに決めることができます。)

● 全国的にも高齢者の割合は増加していますが、Y県の増加率が特に高く全国平均を超えている。
▶Y県には高齢者が集中している地域や特定の要因が存在する可能性がある。(この推測は問1の解答に使えませんが、予測を立てておくと、次の問題の時に解答の方針をスムーズに決めることができます。)

→以降は有料部分でご覧いただけます

【無料部分:大問2(理系)解説の"一部"】

この問題は、解説を受けた後であればシンプルかつ理科の実験に関する理解度を測る良問です。しかし、限られた時間の中で解答するのはかなり難しいでしょう。

ポイント:やたらと多い確認事項

通常の試験と比べると、実験を実施したときの状況や条件などが多く説明されています。これは受験生を惑わすためのものではなく、より正確に(そして中学生でも理解できるギリギリの範囲で)理科的な思考を用いてほしいという出題者の意図を感じます。

ポイント:密閉された容器内の反応

今回の実験では、手順②でピンチコックでゴム管を閉じています。この密閉された容器内で反応が起きても(質量保存の法則より)全体の質量は変化しません。よって、手順②~④において、$${w_1}$$の質量は変化しません。

ポイント:気体同士は、同じ条件であれば体積は変わらない

今回の問題では必須の知識ではありません。ただ、より問題の理解を深めるために解説をします。

●「気体」を考える場合は、体積、温度、圧力が重要
→ 高校で「状態方程式」の単元で習うと思います。今回の条件で体積、温度、圧力に言及しているのは、実験の条件をそろえないと「同じ体積」にならないからです。
● 質量は気体によって異なる
温度と圧力が同じ状況であれば、体積は変わりません。しかし、原子はそれぞれ重さ(厳密には原子量)が異なるため、気体によってその質量は異なります。

【精読!】問題文の分析

では、これらの知識を踏まえて、本文を読解していきましょう。

実験手順① :図1のような実験装置を用意し, マグネシウム 0.10g をフィラメントにつり下げた。
<解説>実験の手順や注意点が出題されることもあります。使用されている器具などもしっかり確認しましょう。

実験手順② :丸底フラスコ内に酸素を入れて満たし、 ゴム管をピンチコックで閉じた。
<解説> この時点では「密閉されていない」ことに注意をしてください。「酸素を入れて満たし」ても、気体の出入りができるので、容器の内外で圧力の差はありません。

<解説続き>同じ圧力と温度において、体積が等しいということは気体を分子レベルで見たときに、その数(モル数と言います)は等しく、運動エネルギーも同じだと考えます。この状態でピンチコックを使用して密閉します。

実験手順③ :通電によりフィラメントを発熱させマグネシウムに点火し、酸素と完全に反応させた。
<解説>ここで、$${2Mg + O_2 →2MgO}$$ の反応が起き、酸化マグネシウムに変化します。なお、この時点でマグネシウムがすべて酸化マグネシウムに変化したのか判断することはできません。今回は結果より、
「操作③では、マグネシウムは強い光を放って白い固体になった。」
と説明があるため、マグネシウムがすべて酸化マグネシウムに変化した
と判断できます。

実験手順④: 実験装置全体が室温になるのを待ち、実験装置全体の質量を測定した 。
結果:室温22℃, 気圧 1013 hPa
<解説> 室温になるのを待つのは、先程、お伝えしたように「同じ温度」にする必要があるからです。また、この時点での質量$${w_1}$$は、フラスコ内の酸素(の一部)が、マグネシウムと化合しただけであり、実験装置全体の質量は、密閉してから変化していません。

実験手順⑤ :ピンチコックをはずしてゴム管を開けた。 その後すぐに、ピンチコックでゴム管を閉じ、実験装置全体の質量を測定した。
結果:操作⑤では、ゴム管を開けると 「シュッ」という音がした。
<解説> 「シュッ」という音の正体は何でしょうか?まず、次の図をご覧ください。


無料部分でご紹介する解説はここまでです。

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