昨日、教員免許更新制が次年度で廃止される方針とのニュースが流れました。
しかし、「現行制度は廃止」されるとしても「発展的解消」なんです。単純な廃止ではありません。具体的にどう「発展」されるのかは今後でしょうが、パブコメ募集していた原案は酷いものでした。
さて、私のTwitterをご覧くださっている方はご存じかと思いますが、市民労働基準監督官さん(@LSinspector)の考えに強く共感し、「#教師からのバトン」プロジェクト第2弾・第3弾に参加させていただきました。
私が文科省のパブコメに送った意見(27通送信しました)の総括版を、ちょっと長いですがここに掲載します。上の原案と併せてお読みいただけると、より詳細が分かるかと思います。
長々とした文面をここまで読んでいただきありがとうございます。
正直、この原案を読んで怒りがわかない教員はいないと思います。
更新制廃止に喜んでいてはいけません。とんでもない発展的研修が待ってます。
そして、先週パブコメ集計結果が公表されました。
・・・私の意見、届いてるんですかね??
働き方改革や、管理的なシステムに言及している意見は取り上げられていますが、私が根本的に感じた「この案の全てが教師をバカにしている(人権侵害にも等しい)」という意見はガン無視ですね。
どちらかというと賛成している意見は、教師発信のものではないだろうというものも見受けられます。(教師の方なら読んでいただければそのニュアンスは分かるでしょう。)
私は理由を明記した上で「ここが反対だ」と送信しましたが、賛成意見は理由も明記されず「賛成です」みたいなものも複数含まれています。
パブコメなので、もちろんどなたがどんな内容を送信しても良いのですが、意見の根拠となる理由もない内容は、こういったまとめに載せるべきではありません。
(きっと、そうでもしないと賛成意見がなかったのでしょうが(笑))
この結果だけを見ると、賛否両論って感じにまとめ上げられていますが、実のところ賛成意見と反対意見の比率はどの程度であったのかを知りたいです。
あと、仮にこの制度が導入されたら、管理職の業務量半端ないことになりますよ。今は免許の更新時期をデータベース化して確認すればいいですが、研修の内容まで精選して指導助言しないといけない。
正直、今の勤務校の管理職は相当要領悪いし、事務仕事苦手そうなので、まぁ崩壊するでしょうね。
研修専門の教頭でも一人おかないといけないくらいだと思います。
色々考えて、文科省への怒りが再燃してしまいました…。