個人Vtuberは、ニコニコに動画を投稿した方が良い理由

自己紹介(ここは、読み飛ばしてもOK)

ハンドルネーム:「お茶」
好きなジャンル:Vtuber、MMD、ゲーム実況など
推しVtuber:ヤマトイオリ、アンジュ・カトリーナ、メリーミルク。他多数
推し箱:にじさんじ、.LIVE

2020年10月、ニコニコ情報調査室SmileS(※1)発足時に加入。
(ニコニコ情報調査室SmileSは、以下「SmileS」と呼ぶ。)

その後、SmileSのチャンネル番組「こちら推されたいVなのですが、育ててもらっていいですか?」(略称:ぶいいく)のお手伝いを始める。

2021年9月、「ニコニコVtuber発掘会(仮称)」のコミュニティ及びTwitter アカウントを作成。

大好きなニコニコとVtuberを応援するために、活動中。

なぜ、ニコニコで?

「ニコニコはオワ〇ン」と揶揄される昨今。
なぜ、ニコニコでVtuberを推すのか?
と、疑問にもたれる方も多いだろう。

しかし、Vtuberファンの多くは、
ニコニコのエンタメジャンルのランキングを
閲覧している。

画像1

現在、エンターテイメントのジャンルのランキングには、
「にじさんじ」「ホロライブ」などの、大手企業Vtuber関連のランキングが設置されており、そこで多くのVtuber動画が並んでいる。

そして、このランキングを見れば、
最近のにじさんじやホロライブのVtuberの活動を
簡単に追いかけることができるため、
一種のVtuberまとめサイトとして機能している。

Vtuber本人も、このランキングを見ており、
本人がTwitterでニコニコの動画をツイートし、
感想を残すことも珍しくない。

Vtuberファンにとっての、このランキングページは、
それだけ影響力が大きい。

Vtuberファンに最も見られている
WEBサイトは、YouTubeだが、
Vtuberファンに最も見られているWEBページは、
このランキングページである。

と言ってもよいだろう。
(いや、さすがに過言か)

このランキングに個人Vtuberも乗ることができれば、
多くのVtuberファンに見つけてもらえることができる。

またニコニコにとっても、
新たな投稿者やニコニコの盛り上がりを
作っていくことにも繋がるため、
ニコニコと個人Vtuberの両者に、
利点があるということも大事なポイントである。

問題点

今、個人Vtuberがニコニコに動画を投稿しても、
エンタメのランキングに載るのは、かなり難しい。

「バーチャルYouTuber」というランキングのカテゴリも
大手企業Vtuber関連の動画に占領されている。

Vtuber業界を引っ張っているのは、
彼ら企業勢のVtuberであるので、
彼らが目立っていることに不満はないが

ここに個人Vtuberの動画が食い込んでいくのは、
戦略が必要であることは間違いない。

この問題点を根本的に解決するためには、
「個人Vtuber」というような
企業勢Vtuberの動画が入り込めないカテゴリを作る必要がある。

現在のランキングのカテゴリ生成の仕組み

ニコニコのランキングカテゴリ(※2)が
自動生成であることは、意外と知られていない。

カテゴリは、その時期に投稿されている動画に
設定された"固定タグ"のうち、
利用頻度が高いものが選出され、
月ごとに変化している。

固定タグとは、動画に設定されているタグのうち、
視聴者が削除できないものである。

画像2

(『あの環境保全家Vtuberが検索トレンドワードに!?【週刊ニコニコインフォ】』動画視聴ページ、2021年9月14日閲覧)

上の画像の黄色いカギが付いているものが、
その固定タグである。

投稿者は、動画投稿時に6つまでタグを設定でき、
このとき設定されたタグは、自動で固定タグとなる。
(なお、視聴者が設定したタグを固定することもできる。脚注※3)

従って、多くの個人Vtuberが
「個人Vtuber」というタグを
投稿時に設定して、動画を投稿すれば、
「個人Vtuber」のランキングが作られる可能性が高い。

現在Vtuberの総数は、1万人以上と言われている。
そのほとんどが、個人Vtuberだ。

投稿者数としては、かなりの多さであるため
ニコニコに動画を投稿するブームが起きれば、
「個人Vtuber」がカテゴリとなるのも、
決して有り得ない話ではないのである。

注意事項

注意してほしいのは、ランキングのカテゴリは、
ジャンルごとに作られているということである。

ニコニコでは、投稿時に「ジャンル」を設定でき
「にじさんじ」や「ホロライブ」などが並んでいる
Vtuberファンに多く見られているジャンルは
「エンターテイメント」のジャンルである。

例えば、歌ってみた動画を投稿するとして
「音楽・サウンド」というジャンルを設定し
「個人Vtuber」というタグを付けたとしても
「エンターテイメント」のジャンルのランキングに
その動画が乗ることはないのである。

もちろん、「音楽・サウンド」のジャンルで
「歌ってみた」タグのランキング上位を目指して
動画を投稿していくのも、良い戦略である。

その場合、ランキングを競うのは、
ニコニコに投稿している大手の歌い手たちであり
それらを見に来ている視聴者は、
Vtuberファンというより
音楽やボカロが好きな視聴者層となる。

ジャンルやカテゴリの選択は、
どこの視聴者層に向けて自分を売り出したいのか?
だれとランキングを争うことになるのかを
理解した上で、選択しよう。

最後に、個人Vtuberにニコニコに投稿してもらうために

二コニコVtuber発掘会としては、
個人Vtuberにニコニコに動画投稿してもらうために、
ニコニコで個人Vtuberを対象とした投稿祭
開催できないか、画策中である。

具体的には、投稿期間を設定し、
その期間に投稿された「個人Vtuber」タグが
付いている動画を視聴者投票や再生数などを用いて、
ランキングを作成し、
その上位に入賞した動画を表彰するような
動画投稿イベントができないかと考えている。

ただ、無名な私が呼びかけたところで、
個人Vtuberたちに届きそうにないので

ひとまず、私ができる範囲でニコニコに投稿されている
Vtuber動画を紹介する放送を
ニコニコVtuber発掘会のコミュニティで始めています。

個人Vtuberの方、Vtuberファンの方、
ぜひコミュニティ登録をよろしくお願いします。↓

まとめ

・ニコニコのエンタメランキングは、Vtuberファンにかなり見られている。

・現在のエンタメランキングは、大手企業勢の動画が多く、その中で個人Vtuberがランキング上位に上がるのは、難しい。

・ランキングのカテゴリは、タグとして使用される頻度で変化する。

・個人Vtuberの人数は多いので、「個人Vtuber」のタグを多くの投稿者が使えば、それがカテゴリになり、ランキングが作られる可能性は高い。

・個人Vtuberは、動画を投稿するとき、「個人Vtuber」のタグを付けよう。

脚注

※1 :2020年10月に発足したニコニコユーザーが加入することができる組織。「ニコニコという場所」や、ニコニコ内にあるジャンルやカテゴリー、そしてその中で活動するクリエイターも含む「ニコニコならではの文化」の支援を目標としている。加入したユーザーは、「エージェント」となり、運営とユーザーという関係性ではなく、ニコニコを支える仲間として共にできることを探し、活動していく。
活動方針活動内容

※2:2019年の改変で、それまでのカテゴリは「人気タグ」に移行しているが、このnoteでは、わかりやすさを優先して、「人気タグ」を「カテゴリ」と呼称する。

※3:ニコニコでは、視聴者も動画にタグを付けることができ、投稿者が設定したタグを含めて、11のタグが設定できる。この視聴者が設定したタグも、投稿者なら固定することができる。
 しかし、多くの投稿者は、視聴者が設定するタグを固定することはない。単純に、その固定タグの機能を知らないということもあるが、タグ欄は大喜利大会のような様相になるため、視聴者の遊び場を確保するために、あえて固定しないという投稿者も多い。
 なお、特定のカテゴリのランキングに動画が掲載されるには、そのカテゴリのタグが固定タグに設定されている必要があるため、多くの投稿者は、乗りたいランキングのタグを投稿時に付ける。

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