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【よもやま話】File2 夏至の頃には…


今年の夏至

二十四節気のひとつ、『夏至』がやってきます。
大体、6月20~22日の頃と言われています。
2023年は、6月21日だそうです。

一年で最も日が長い日。

ちなみにこれは北半球で、南半球では反対になるそうです。

そうですよね。
北半球は夏に向かっていますが、南半球では冬にむかっているのですから。

そもそも夏至とは

夏至は、5月の立夏から、9月の立秋までの間になります。
これは、暦上ですが、農作業や昔ながらの行事には欠かせないことが
たくさんあるようです。
古代の人は、宇宙や天候、月星の動き等の状況から導き出したのですから
すごいことなのですよね。


 5月 立夏  ・・・ 夏の始まり「夏の気始めて立つ」
    小満  ・・・ 植物が育ち始める
 6月 芒種  ・・・ 雑穀の種まきをする時期
    「芒」とは「のぎ」という意味で麦や稲など穀物の先端の細毛
 6月 夏至  ・・・ 1年で一番日が長い日
 7月 小暑  ・・・ 梅雨が明けて、本格的に暑くなる
    大暑  ・・・ 厚さが最高になる
 8月 立秋  ・・・ 秋の始まり 


夏至の前の夕焼け

陰陽五行説では

一年間の陰陽の変化でみてみると、
この夏至の頃というのは、陽の気が旺盛な時期を迎えると同時に
陰の気が動き出すといわれています。
つまり、春の頃、陽が成長し始め(陽長)、夏至に陽盛となり、
立秋に向かうと陽消に、秋分で陽潜、立冬で陽が動き始め(陽生
春分で陽長となり、再び循環がはじまります。
陰陽の消長があることで陰陽の相互転化があり、
四季、すなわち、秋冬の涼・寒、春夏の温・熱、
そして、昼と夜があるのです。

中医学では、陰陽五行を用いて、人間と自然との関係、生命の起源や
生理機能、病理変化などを説明して、予防や診断、治療や薬膳の施膳の
指針にしています。


夕焼けのあとのマジックアワー

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