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【よもやま話】File32 煎茶の初釜 ”初煎会”


初釜の日

年明けの初めてのお稽古の日です。
この日は、お稽古をするというより
大先生のお点前を見せていただくといった感じです。
いつものお稽古は、7~8人程度ですが
初釜ということで、ほかの曜日でお稽古されている方も参加して
20名程度で開催されました。

全体の誂え
掛け軸と花屛風
作:根本幽峨 江戸時代後期の絵師
富士山と龍が2匹下方に描かれています

茶道具にも龍をあしらい

今年は、辰年。
初煎会の茶道具にも龍の絵があしらわれています。

ちなみに、龍の爪の数について、
華夷秩序のもとでは、中国の龍の爪は5本(皇帝の象徴)、
朝鮮やベトナムでは4本、日本は3本しか許されなかったとか。

諸説あるそうですが、そんなお話が聞かれるのも
初煎会ならではかもしれません。

茶心壺(ちゃしんこ):茶葉を入れる
袱紗(ふくさ)
仙媒(せんばい):茶葉をはかる
水注(すいちゅう):水差し 
巾盒(きんこう):ふきん入れ


茶碗と茶銚(ちゃちょう)

福寿草のお菓子

福寿草:銘は『招福』


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