謙遜ではないー2024年6月1日

・「僕の手を売ります」が面白い。
こういうときに、どういう話かっていうのをパッと書きたいのだけど、どういう話かまとめるのって本当に難しいですよね。

・主人公・大桑北郎(オダギリジョー)が借金返済のため全国あちこちでアルバイトをしながらトラブルに巻き込まれる…話のようです。コメディ色が強く、1話あたり30分くらいなので、結構観やすい。
主人公のタイプとしては、頼まれたら断れない系の人物で、こういう人物はトラブルに巻き込まれて、よくハズレくじを引いている印象だ。

・良い人が外れくじを引かされる話は結構嫌だ。
しかし、いろんなドラマや映画を観ているうちに「この嫌さもストーリーだ」自分に言い聞かせ続けることで、受け入れられるようになってきた。

・大桑北郎は借金を返すために一生懸命いろんなアルバイトをしている。
これは私の感覚なのだが、日本という国で、アルバイトだけで生活をして、借金を返していくのはとても大変だと思う。とても大変というか、無理ゲーだろと思っている。
ドラマを通して描きたいこと、伝えたいこととは違うのだろうけど、正社員でもなく、借金を抱えてもこうやって生きていくことはできるみたいなポジティブさを受け取ったりする。

・仕事をしていると、責任だとか仕事の難易度だとかで結構すぐ仕事が嫌になる。これまで何度も仕事を辞めたいと思ってきた。7年くらい新卒で同じ仕事をできているのが奇跡的だな、と思うのだが。
そんな中で自分が辞めずにここまでこれたのは、一つだけ。
この仕事辞めたら絶対、復帰できないぞ、という強迫にも近いものである。
自分のことを仕事ができる人間だとは全く思わないし、なんなら仕事できててるんですか?という低い評価をしている。これは謙遜ではなく、本音だ。

・そんな人間が仕事を辞めてしまったら、もうできることなんてなくなるだろう。転職の面接でも自己PRなんて何もないですよ……。

・仕事に対してこういうスタンスをとってきた自分がこのドラマをみて、アルバイトだけで生活しているのを見ていると、「仕事辞めてもなんとかなるか」的な何の根拠もない自信が湧いてきたりする。だけどこれは自信ではなく、ただドラマを観て楽観的になっただけですね……

・転職はしなくてはならない。妻が定職についたので。
結局辞めるんかい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?