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子育て風景 5 子育て中に痛くなるあそこの話

子育てを始めると、常に身体のどこかしらを痛めているように思います。
どうでもいいけど仲間意識をもつ方がいらしたら嬉しいお話です。
現在生後8ヶ月手前のこどもと生活しているところですので、そこまでの痛みのある生活をまとめてみました。
最後に抱っこ紐(ベビーキャリー)についても少し書き足しています。


手首の腱鞘炎

新生児期

なんといっても、最初に襲ってくるのは、手首の腱鞘炎でしょう。
臨月、お腹が羊水と胎児と胎盤で重くて身軽に動けなくてどんどん運動量が減り、筋トレも何も無理だー、と過ごした直後に襲ってくる、あそこの痛みです。

お腹の重さは軽くなってハッピーですが、出産時の傷が痛むし、でも授乳はしなくちゃいけないし。
お互いに慣れていないことだらけ。
こどもは上手に乳首を吸えないし、親は上手にこどもを支えてあげられず。
抱っこされるのもするのも安定感がなかなか出ず。

首が座るまで

どんどんこどもは大きくなり、最初の3ヶ月ほどはあっという間に体重が増えていきます。
4ヶ月にもなると、出生児の体重の倍近くになることもあります。
抱っこ紐やベビーカーはあれど、やっぱりぐずった時にあやすのは抱っこが一番。
毎日の抱っこで手首は痛くてたまりません。
私の場合は特に左の手首が悲惨でした。
場合によっては、こどものおむつ替えの時にピンポイントで蹴られて痛みが激痛にまでなってしまったりもしました。

指も、変な角度で頑張ってこどもの頭を支えたりしようとすると痛みました。
何をしたかな、と振り返っているとそばから今度は違う指が痛み出して、の繰り返しです。
常時痛む手首よりはマシでしたが、指が痛い方が家事を放り投げたくなることが多かったように思います。

解放への近道〜抱っこの仕方を見直す

使わないのが痛みの治る近道、とはよく言いますが、そんなことは言っても、毎日こどもと格闘しつつの日々。
抱っこの仕方を変えてみました。
腕を内側にして手首側ではなく、肘の方へ乗せてしっかり腕を自分の身体へ寄せるようにします。
すると、負荷が手首から先のみではなくなって、こどもの重心も自分の重心へ近づけられるので少し楽です。

この抱っこに慣れてくると、少し腕の痛みが激痛から解放されるようになりました。
痛いことには変わりないですが、少しでも和らぐと気持ちにゆとりが出てきます。
私の手首が生き返り始めたのではないか、と思ったのは、こどもの首が座ってきて数日が過ぎてからのことでした。
永遠に手首の腱鞘炎に悩まされるわけではありません。
慣れと時間が解決してくれます。
陣痛の痛みを忘れてしまうように、この腱鞘炎もきっと忘れ去られるのでしょう。

腕、肘の痛み

こどもの体重が5kgを過ぎた頃

首が座り始め、体重もしっかり5kgを過ぎた頃のことです。
今度は、肘付近の腕が痛くなりました。
おそらく、こどもの頭が重くなってきたんでしょうね。
特に授乳中に横向きで寝落ちされてしまうと、非常に重いです。
こんなことの積み重ねが腕にズシン、と響いてしまっていたのだと思います。

一日中こどもの世話をしていた私だけならまだしも、ある月曜日に夫が言いました。
なんか肘の辺りが痛いな。
え、それ私だけじゃなかったんだ…
週末、重点的にこどもの相手をしてくれている夫の腕も悲鳴をあげていました。
どう考えても私より体格もいいし、筋肉量もしっかりあるはずなのに、痛むのは一緒なのか、と目から鱗でした。

解放への近道〜抱っこ以外の方法を模索する

無理に抱っこをしないことです。
ベッドや、マットの上に寝かせてあげていても赤ちゃんをあやすことはできます。
抱っこ癖がつくのはいいことだ、と言いますが、無理は禁物です。
抱っこせずにあやす方法を探すいい機会でもあります。
足や胴体、腕や手をさすったり触ったり、時には握って一緒に遊んでみましょう。
意外なことが好きなことに気づくこともあると思います。

私のこどもの場合は、手に指を握らせてフリフリしてみると、大粒の涙を流していても引っ込んでニコニコし始めることがあります。
もちろん抱っこして歩き回るのが一番手っ取り早いあやし方ではありますが。

膝の痛み

こどもの体重が6kgを過ぎた頃

4ヶ月検診で無事6kgを越えた数値で身体計測を終えてきた頃、腕の痛みはマシになりましたが、今度は膝が痛くなるようになりました。
こどもの体重と自分の体重を足したら、当然妊娠時の私の最高の体重をしのぐようになっていますので、まあ当たり前と言えば当たり前かもしれません。

全く産後の減量が進んでいない私は、出産直後の体重からほとんど変わっていません。
(今体重計に乗ってみたら、2、3kgは落ちてるようでしたが、一週間実家に帰った後に迎えにきた夫が、顔がふっくらしたよ、って言ってました…)
膝に負荷がかかっていたとしても全く不思議ではありません。
そして膝についても、夫も痛いと言い出しました。

ここまで書き連ねてふと、思い出しました。
生後4ヶ月前半くらいまでは、こどもを膝に向かい合って乗せると「たっち」をせがんでグイグイと足で踏みつけて伸び上がっていました。
最近では伸び上がるだけではあやし足りず、さらに「ジャンプ」を付け加えてみたりしています。
さらに立っているときには「たかいたかい」をすることもあります。
膝の曲げ伸ばしも利用していますが、やはり少しずつ負荷はかかっているのかなと思います。
筋トレや重量挙げだって、いきなりドーンと負荷かけたら身体にきますよね。
それと一緒です。

解放への近道〜負荷の分散をする

解決するには、いかに負荷のかけ方を減らすかです。
身体にしっかりくっついてくれていると、こどもの重さは体感としてだいぶ減ります。一番手っ取り早いのは、抱っこ紐やベビーキャリーを上手に利用することでしょうか。
屋内でも、家の中でも、抱っこ紐を使用すると、だいぶ膝が楽になります。

抱っこに加えておんぶ〜抱っこ紐(ベビーキャリー)の話

首が座るまで

赤ちゃんが新生児から首が座るまでは、抱っこ紐を使用していても首をしっかり支えられる状態でなければなりません。
安全に装着できる、新生児用に対応できる抱っこ紐を使いましょう。
ブランドによって、特色があります。
軽い、支えやすい、バックルが留めやすい、全て前で調節できる、すっぽりかぶる、巻いて縛って自分とジャストフィットする、などいろいろあります。

私は、子供の首が座るまではベビービョルンの抱っこ紐、ババスリング、スリングを、試していました。

正直、首が座るまでの外出する際は、やはりかっちりとした作りの抱っこ紐が安心でいいなと思いました。
スリング類は、家の中だと手軽だし寝落ちた後にそのまま寝かしつけるのも簡単です。
しかし、外出時にはなんとなく心許ないのです。
外でスリングを使用していたのは、外気浴などといった家の周りのお散歩くらいでした。

首が座ったら

赤ちゃんは首が座ってくると、首だけでなく、身体全体もなんとなくしっかりしてきます。
うっかり手足を強く握ったり引っ張ったりしても、そもそも思いっきり引っ張る力も出てくるので、心配の度合いが全く違います。
授乳などの抱っこの際にも、自分から母親の服をひっぱって身体を支えようとします。
蹴りが強くなり、腱鞘炎になった部分でなくても、随分と痛みを感じます。

このように各部位が力強く育ってくると、抱っこ紐も使える幅が広がります。
さらしやベビーラップのような布一枚での抱っこもやりやすくなりますき、おんぶも可能になります。

私は安産祈願の際に神社さんからいただいたさらしを使おうかと思いつつ真っ白なままはなー…と思い、まだ使用していません。
ベビーラップのための布を買う前にもしそんなさらしやへこ帯などがあれば、使ってみると勝手がわかっていいかもしれません。

肩の痛み

体重が10キロを超えてくると

あとは抱っこしても授乳しても何をしても肩が痛い、子どもの重さとの奮闘の日々が続きます。
特に眠ってしまった後の重さが堪えます。
それまでに重い、と騒いでいたのは冗談のように重く感じます。
起きている時は、しがみついたり、動いたりしているので気になりませんが、眠りにつくと途端にどーんと重くなるのです。

そんな話を夫の実家に行った際につぶやいていたら、もうそれは治らないよーと苦々しげに笑って言われました。

解放への考えうる対策

それはそうですよね、体重は増える一方、です。
せいぜい上手にベビーカーや車を利用するくらいしかありません。

なるべくセルフメンテナンスで、となると、子どもと一緒に身体をよく動かし、筋力を落とさずむしろつける気持ちで動かしていくのがいいのではないか考えています。
といっても、自分が現在絶賛運動不足で、太もも周りから膝にかけてのくびれがなくなるほど丸々としてきたことに気づいたり、二の腕が立派になったままだったりするので、これから要改善で、全く説得力がありませんが。

同じようなことが起きていらっしゃる方、なってしまいそうになっている方、子どもと遊ぶときの体制をストレッチしながらにしたり、子どもで負荷をかけて筋トレしたりして、体型維持、改善をがんばっていきましょう。
私もちょっと遠出して夜には膝が痛い、なんてことはもう起こらないようにがんばります。

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