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大好きな人に大好きと

こんなことを言うが実際はまだ言えてない
面と向かって言えているのは彼女だけか
でも足りていると思っているのは、こちらだけかもしれない。


会社に大好きな人がいる
心が震えるほどに、面と向かうと自分を見失うほどに好きな人である。
年上で同性。
尊敬が半分、5%の不安をエッセンスとして、
残りを友情と刺激で分け合っている。

ここには恋心は無いが、自分が女性であったなら人生が色んな意味でめちゃくちゃになっていただろうそんな人
生きやすさを考えると男で出会えて良かったと感じる。


先輩とは二人でご飯も行く
そのまま盛り上がって解散は集合から短くても3時間後。気づけば5時間を過ぎてたこともある。
お互い車で来ているのでお酒は飲んでない
こんな喋れる人は今後の人生でもそういないだろう

何について話すか
最初は会社のことからもちろん始まる
休日に会った時、いつものように話題を出すと
「休みまで仕事のこと話したくないんすよね〜」

少し焦ってしまった
(気分を害してしまったか。つまらんやつだと思われたか。あ〜失敗した)
一瞬にしてあふれた思いを、そうっすよね、で誤魔化せば、三言目に、
「あの業務どうにかならないんすかね?」だ。

そして一通り文句を言い
「自分から仕事の話したくないって言ったのに」とクシャッとなる目尻を見せる。
可愛い先輩だ。

そして大体小説の話になる。
私は断言する。
彼は小説家になる。
読ませてもらった先輩の作品は、素人目からだが普通では持ち合わせない感性で溢れ、並ぶ文字が、すべてが息をしていた。
それは、怠惰さんだってかけますよ〜とそそのかされ自分でも書いた事によって、二重にも三重にも格の違いとやらを実感させられた。

自分に、自信がなくなったかと言われるとそうでもない。
読んだ瞬間に、あっプロになるな、と直感で感じたことから、デビュー作になるやもしれない作品を、彼と彼の奥さんを除けば一番に読めたという事実に、私の人生はすごく価値のあるものに感じた。

別にそれはデビューするしない以前に、大好きな人が私に話してくれたこと、作品を見せてくれたこと、この二点が価値の大半であったことは分かっててほしい。


彼があって今私も人生にハリが生まれている。
簡単な言葉になるが、人生が動いている気がしている。


先輩、ありがとう
僕の人生に交わってくれて
本当に尊敬して、憧れて、一緒に笑えて
大好きです。

今度あった時に面と向かって言えないと思うから、ハグしようと脳内シミュレーションしてます。
先輩が恥ずかしがって嫌がる様まで見えてます。

ゆっくりでいいんで、また顔見せてください
私はいつまでも待ってます。




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