借り物の夢から、現実の実現へ
休日の今日は雨。
昼にはやむかと思ったが、気配なし。
天気のアプリ、ウェザーニュースはいつも助かるが、必ず当たるわけでなく、雨の予報なのに降らない時もあり、その逆もあるので、最後は自分の判断。
どうも今日は雨が優勢だ。
自転車で都内を走るのはやめて、久しぶりに徒歩で街を巡ることにした。
自転車は素晴らしい移動手段で、太った私でも50kmくらいなら半日散歩の気分で楽しめるし、消費カロリーも多い。
しかし、自分の体を支えなくていいので、自分がどれくらい重いのか分からない。
この前、急いで自宅の一階から三階まで駆け上がったら息が上がってしまった。
そろそろ歩かなければ、出来れば坂道を登ることをしなければと思った。
でもまあ、今日はウォーミングアップ。
平地を歩く。
家から軽い坂道がある程度でまず上野へ。
自転車のチューブと、自転車につける携帯用の空気入れを買いに。
その前に、腹ごしらえだ。ヘロヘロに腹が減った。
上野駅方面に行くと必ず行くお店、重慶火鍋へ。
牛の骨などでとったスープが美味しく、半分以上のお客さんが中国人の、地下一階のお店。
雨なので、お客さんはほとんどいない。
入ってきても中国人の若い女性が一人で食べに来る感じで、故郷を思い出しつつヘルシーだから食べに来るのかな。
久しぶりだけど、やっぱり美味かった。ラーメンで980円に値上がりしていたけど、納得。
少し歩いて自転車屋さんへ。
必要なものをササッと買ってレジに行くと、あれっ、志村けんの番組によく出ていたあの女優さん?と思う人が、薄化粧で家族で来ていた。
なんかオーラも感じる。
会計してくれた店の人もなんか、表情が挙動が…
と思ったが、あの人は結婚していないらしいので違うか。似すぎて間違われるだろうなぁと、思いながら浅草橋へ。
店の包材を買いに行く。
「すぐに食べますから、簡単で良いです」と天ぷらを一つだけ注文される方に、丁度いいのを探していて、また、ハロウィンがやって来ると子ども達が、仮装してくるので、その時にさっと渡せる簡素なものを買った。
さて、ここからはどこに行くか考えていない。
午後四時半には家に戻らなければ行けないので、程々の距離の東京駅を目指す。
ヘッドフォンでSpotifyの自分のリストを聴いていると、息子が最近ハマっているポルノグラフィティの、とある曲が流れてきた。
息子がテレビ画面で、YouTubeに上がっているポルノグラフィティのライブを見ている横で酒を飲んで酩酊し始めた時に流れていた曲だ。
「全然夢に近づかないけど、夢に近づくことより、失敗して、磨かれて、それから成功する方がいい」みたいな歌詞。
自分も沢山、借り物の夢みたいなのを見て挫折してきて、脂肪分みたいな夢が削られて、最後の最後に残るのが、「現実」であり夢の「実現」なんだと思うので、頑張って欲しい。
いい曲を聴いてるじゃん。
息子が急に、大学受験という自分なりの目標を手に入れて、頑張り始めた姿を見ると、自分も影響される。
そして何より、1年分の塾の利用料を払ったら
自分の口座がしょぼくなって、笑えた。
背水の陣は、こうやって使うものなんですね。
ちゃんと仕事をする気にさせてくれて、ありがとう。
それでは、ポルノグラフィティ「君は100%」で今日はお別れです。