【コラム】ロスギラ復権はリザードンex1強時代終焉の前兆!?
こんにちは。親子でポケカを楽しむ三児のパパプレイヤーTetsuです。
私は、前回作成したnoteのとおり、現在はリザードンexを好んで使用しています。
今週(3/4〜3/8)のシティリーグ入賞デッキを確認していると、リザードン視点で強い恐怖を感じたため、皆さんと共有したいと思い、コラムを書いてみました。
また、私自身の備忘も兼ねていますので、全文無料です。
前回のnote同様に、ポケカを始めたばかりの方でも読みやすいように、なるべく専門用語等は使用せずに記載しているつもりです。
どうぞお気軽にお読みください!
【今週のシティリーグの入賞デッキ分布】
今週は、ギラティナ(以下「ロスギラ」と言います。)の入賞が目立ちました。
現環境では一撃で倒されにくいHP220-280ラインの耐久力をいかしながら、優秀なアタッカー陣が効率よくサイドを進めることができる点が強力です。
とくに、最近のロストゾーン軸は、かがやくゲッコウガ入りのロストバレットである青ロストが主流だったため、青ロストに採用されるHP230ラインのポケモンを倒せるように構築しているデッキが多かった中、HP280の高耐久からロストインパクト280ダメージ又は強制気絶技を放つギラティナVSTARは、刺さりが良かったに違いありません。
また、環境トップのリザードンexのHPが330であることも、ギラティナVSTARが強い所以です。
バトル場のリザードンexに対して、ロストを2枚貯めながらロストインパクト280ダメージを与えた次の番、バトル場にシステムポケモンをロックしながらツツジを打ち、さらにヤミラミのロストマインで盤面にいるHP70のポケモン(ヒトカゲ又はマナフィ)と280ダメージを与えたリザードンexに7-5とダメカンを乗せることで、綺麗にサイド3枚を取ることができます。
リザードンex視点からすると、ロストバレットの場合、ロスト側が使用してくるアタッカーは、基本的にはウッウとトドロクツキ(おとぼけスピット110+カラミティストーム220及びくるいえぐるの強制気絶)であり、ヤミラミが起動したとしてもサイドを綺麗に複数取りされない盤面を作ることができていました。
しかし、ロスギラの場合は、ロスト側のアタッカーがギラティナVSTARとヤミラミになるため、サイド複数取りを防ぐためにはジラーチ採用が必須です。
今週、ビーダル型ではなくピジョット型リザードンの入賞が増えたのは、これが原因だと考えます。
すなわち、ビーダル型はジラーチの採用率が低く、ピジョット型はそれが高かったということです。
では、ビーダル型もジラーチを採用すれば良いのかというと、そう簡単にはいきません。
相手がロストゾーン軸だと分かった段階で、(基本水エネルギーが見えたらなおさら、)マナフィを出すことを強要されます。
ロスト視点、正直これだけでもかがやくゲッコウガと基本水エネルギーは十分な仕事をしています。相手の盤面に、役に立たないHP70のポケモンを出させ、ベンチを狭めることができたわけです。
また、相手盤面の総HPが一気に低くなります。
ロストゾーン軸との対戦においてマナフィを強要されたビータル型リザードン側の盤面は、次のとおりとなることが多いと思います。
あれ、何か忘れていませんか。
ジラーチ、出せていません。
仮に、ベンチにいるそれぞれのカードがジラーチだった場合の展開を想定してみると:
【ヒトカゲがジラーチだったら】
バトル場のリザードンが倒された後のアタッカーの準備が難しくなり、攻撃が途切れてしまいます。
【ビーダルがジラーチだったら】
場にビーダルが1体だけとなるため、そのビーダルを倒されながらツツジを打たれ、動けなくなりそうです。
【マナフィがジラーチだったら】
序盤のげっこうしゅりけんでゲーム終了です。
【ホシガリスがジラーチだったら】
ここが一番考えられる場所ですが、もしここをジラーチにすると、手札が詰まってしまい、動けなくなってしまう恐れがあります。
ロスギラ復権の兆しを見て、リザードンを使う身として現状考えている対策方法は、次の2つです。
(1) 相手のロストゾーンのたまる速度を遅くするためハバタクカミを採用。
(懸念点)
・ロストゾーン軸のテツノツツミの採用率が、独自調査によると8割以上あることから、せっかく採用しても役に立たない可能性がある。
・ロストゾーン軸やイダイナキバLO対面以外では基本的には不要札となるため、他対面での安定感が下がる。
※イダイナキバは超弱点のため、ハバタクカミのたたりとばす90ダメージが180ダメージとなり、バトル場のブーストエナジー古代のついていないイダイナキバを倒しながら、ベンチのイダイナキバにもダメカンを2個乗せておくことで、ダメカンを乗せたイダイナキバにブーストエナジー古代がついていたとしても、ダメカン2個とたたりとばす180ダメージでピッタリ倒すことができます。
(2) ジラーチを自然に入れられる構築を考え、ジラーチを採用。
(懸念点)
・デッキコンセプトから考察し直す必要がある。
・ロストゾーン軸対面以外では不要札となるため、他対面での安定感が下がる。
私がデッキレシピを考察する際には、次の理由から、できる限りロストゾーン軸を厚く見られる構築を目指すこととしています。
・ロスギラやロストバレットを使用しているプレイヤーは上級者が多く、構築単位で有利をとりたいから。
・進化ポケモンが軸であるリザードンexは、そもそもロストゾーン軸が苦手だから。
ロストバレットに加えてロスギラまで使用率が上がってくるとなると・・・リザードンexには向かい風ですね。
ですが、リザードンexの安定感は、他にはない強さと楽しさがあります。
また、好きなポケモンを活躍させてあげられることも、ポケカの醍醐味ですよね。
まだしばらくは、リザードンexを使っていきたいです!
ロスギラ復権はリザードンex1強時代終焉の前兆!?
今回のコラムは以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
Tetsu
■参考資料等
・ポケモンカードゲーム公式ホームページ. "カード検索". ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイト, (参照 2024-3-9)
・PokecaBook. "【シティリーグ】2023年公式結果まとめ", (参照 2024-3-8)
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