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10-NEN-SAI



6月6日、恵比寿LIQUIDROOM にて“HITORIE 10-NEN-SAI "Versus Series" vol.2 秋山黄色×ヒトリエ“に行ってきました。

(ヒトリエは完全予習なしで行ったので、感想が少なめ…です…、またヒトリエの曲名を出しているので気になる方はお控えください…………)

まず秋山黄色。
好きになり始めてから5年ほど経ちますが、ツーマンに行ったのは初めて。4月に対バンツアーに行ったけれど、東京公演は秋山黄色(ソロ)vs秋山黄色(バンド編成)という特殊対バンだったので、自身以外のツーマンはこれが初めて。
どんなライブするのか純粋に興味がありました。
どのアーティストにも共通して言えますが、フェスやワンマンで見せる顔とやっぱ違うじゃないですか。呼んでくれたアーティストへのリスペクト含め、ツーマンってバチバチに俺のカッコいいところ!見せる!上で、相手への愛をとても感じられる場であると思っています。

秋山黄色がヒトリエというバンドの古参ファンであることは知っていたので、尚興味しか湧かない。

黄色さんのセットリストは、セトリをあまり重要視していない私でさえ、爆弾持ち込まれた気持ちになりました。音楽という名の槍ぶん投げられなような、感情がどっと襲ってくるようなそんな感じ。

この日でいうと『日々よ』と『ガッデム』が、とても久しぶりにやっていたな〜と思います。
私もこの2曲を聴けたのは、2019年のファーストワンマンの時以来なので5年ぶり。
ファーストワンマンの時、世に出してる曲が7.8曲くらいしかなかったのにも関わらず、15曲やったんです。半分が曲名も分からずに演ってきたんです。←本当に超絶狂ってぶっ飛んでいて最高。

その時演ってくれてたんですよね、日々よとガッデム。でも、曲名も知らず、歌詞に込めた想いも全く知らず、当たり前に歌詞の中身まで知れているわけではないのです。
後々、カップリング曲とアルバム曲でリリースし、インタビューやセルフライナーノーツやラジオで曲のことをお話ししてくれてグッと深まったのですが、中々ライブで聴けるタイミングに巡り会えていませんでした。

久々に聞けたときは旧友と邂逅したみたいな気持ちになりました。
本当にぎゅっと抱きしめたいみたいな……
5年の月日を経て、自分も歳を重ねて、大した環境の変化はなくても、考え方も少し変わり見てきたもの増えて少しずつ少しずつ当時の頃聴いていた自分とは当たり前に違うわけです。
曲への親密度も深まって、勝手に思い入れてまた巡り巡って再会できたわけです。

出会いや再会にタイミングがあるように、この2曲にこのタイミングでまた再会できのがとても嬉しい私です。大人になりたくないね、でも大人であることを実感するし、大人でいるふりをしなければならないこのタイミングまた聴けて、心が凄く揺さぶられました。

なんとなくこの日やったセットリストは、昔に作られた曲が多かったな〜って気がしてます。

秋山黄色がヒトリエと出会った頃に作った曲も多かったんだろうな〜って思いつつ、当時の自分に向けて歌っているのかな〜って思ったり。

この日ヒトリエがツーマンだったからか、
秋山黄色の音楽には“ヒトリエの血液が回ってる“って凄く実感しました。
これは、ヒトリエのライブを見たからこそ思ったというか。ヒトリエのライブの熱量だったり、予習さえしてこなかった私でさえ“なんなんすか…このカッコいい音楽“を目の当たりにしたからこそ感じたことだと思います

私が秋山黄色の曲を好き

秋山黄色はヒトリエの曲が好き

となると、ヒトリエの音楽をかっこいい……って思ってしまうのも必然だなと……

以前大好きなバンドのライブで、
「90年台のバンドたち、これパクリでしょ!多いんですけどそれって伝統で。拝借するという意味を込めてリスペクトの意味も込められてる」
って言っていたんです。

この日のヒトリエと秋山黄色のツーマンを見て、この言葉の意味をより実感できた気がしていて。
秋山黄色の音楽にはヒトリエの音楽のピースがどこかしらにある。となればその決定的なピースを見つけることができなくても、受動的にヒトリエの音楽に惚れ込んでしまうのは理にかなっているのかな………とか、思ったり、、、、、。
好きというだけあって血液が流れてる節々を感じるたびに、音楽はずっと繋がるというものをすごく伝わってくるものなので、ね


お次はヒトリエのお話へ。


ヒトリエの音楽って、刺さる人にものすごく刺さる音楽だなーって思っていて。
というのも、不協和音感が私は少し苦手でした。
でも生で見たらその不協和音がなぜか協和音に聴こえてくるというか……言葉にするのはとても難しい気もしますが、ボカロ出身というだけあって音の入れ方や高低差やアップダウンをここでぶち込んでくるんだ?!みたいな、規格外なことしてきてる+バンドの音が生で浴びると研ぎ澄まされた高純度の音楽や………ってなったのです。

そんなこんなで、ヒトリエの扉をあけました。

どの曲もいい意味で裏切られて、クッソ〜!やられた感しかないのですが、『Selfy charm』という曲に大惚れして困ってます。本当に。あんだけバチバチにフロア沸かせたと思ったら、こ〜んな踊らされてくるような心地いい曲放ってくるんだもん。
好きにならずにはいられないって。


何より、この日のライブ、凄く嬉しかったのが、
音楽家としての岐路に立った時ヒトリエのシノダさんは、秋山黄色がかっこいいと思ってくれるなら音楽作り続けようと思った。ってMC。
私の好きなアーティストが、自分の昔から好きなアーティストの音楽を作るに当たってのキーパーソンであるんだなと思うと、秋山黄色のファン冥利に尽きるなと。ほっこり。

何よりヒトリエ、リードギターカッコよすぎィィ〜!!!!!!!!!!
そして会場の1つにするまとめ方がやっぱさすがや…………ってなりました。
魂が同じ場所に集まってる…みたいなそんなグルーヴ感。10年やってこそ培われるまとまりを、とても感じました。カッコイイバンド、出会ってしまったな〜〜〜
もっともっとヒトリエのライブ行きたいよ〜な6月を過ごしております。


元々この日のツーマンは行く予定がなかったんです。数日後に別のアーティストのライブに行く予定だったので、気持ちをそっちに持っていっていたので………
また純粋にヒトリエをよく知らないからな〜と思って。
でも前日に友達に、『明日いないの?』って連絡もらって、ハッ…………これは呼ばれてる…………?と思って、1時間半くらい悩んでチケットお譲りして頂きました。(素敵な出会いに感謝)

面白いよね、だって日付変わるまで行く予定なかったんです。ただダラダラした休みを過ごそうと思っていたのに、当日行くと決めて行って最高の音楽に触れて濃ゆい愛が溢れる場所に行けて。
前日の私は明日こんな未来が来るなんて思わないし、その一個の決断で忘れられない夜のなったわけですし。人生おもしろい

基本的に、ライブに行くとなっても遅くても3日前とかにはチケット取るのでそれまで心の猶予でライブ行く気持ちの準備するんです。勝手にね。

でも当日譲って頂いたので、ライブって実感もあまりない。いい意味で肩の力が抜けた状態で見るライブって、自然にその場に身を任せられるというかライブハウスの空気感に順応出来るんだな〜って。
何かしたり見たり行くのに結局自分生身さえあれば、いいんだなって。変に期待とかそんなものなくたって。そう思いました。

自分をずっと縛ってるものだったり、決断しきれずにいるものも、こんなフッ軽さでいいのかもね。多分自分にはまだ無理だけど、でも何か自分の中でも大きく前進しました。

思わぬ形で邂逅した2曲も、ヒトリエの音楽の魅力に足を浸かったこともかけがえのない私のページの一部になりました。

なんだかまとまりも何を残したいのかもかもわからない文章になりした、読んでくださってありがとうございます〜〜〜!

下半期もた〜くさんいい音楽の出会いするぞ〜



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