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GarminにSuicaがやってきた 070

ついにやってきたこの日が。
長年のGarmin使いとしてはこんな日がやってくるのかと本当に驚きだが、GarminにSuicaが実装された。

Garminについてはツラツラ4月に書いていたのでそちらを

さて、5月下旬実装と書いてあったので、結構月末に近いかと思っていたら、急にリリースされた。
まずは本体、アプリのアップデートが必要らしいので早速ソフトウェアバージョン4.60までアップデート。
PCに繋げとアプリ側ではでたので初めてVENUとPCを付属USBケーブルで繋いでGarminExpressというアプリで認識させる。
アップデートが終わった後スマホにつなげると、また最新にアップデートしろと言ってきた。結果的にはその必要はなかったのでスマホとPC側のアプリといまいち噛み合っていないようだ。
Youtubeにチュートリアルもあるので、そこまで迷わずインストールできるのではないだろうか。

私はiPhone側でもFelicaのSuicaを使っている。その際には実際のSuica番号を使い、実際のカードの代わりにiPhoneの中に入るという感じだったが、今回のGarminは新規にSuicaが発行される。
実際にはGooglePayへの登録が必要でそこからしかチャージできないという謎仕様。これはGoogle側の思惑を感じざるを得ないがGoogleアカウントがあればクレジットカードを紐づけるだけなので言われるがまま登録。
そうすると1000円強制的にチャージされVENUの中にSuicaの表示が出る。

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ただのデジタルデータのくせに、やっぱりこのSuicaのカードのビジュアルを見るだけで本当にSuicaが入った気にさせやがる。
思っている以上にこのペンギンは脳裏に染み付いているようで、文字情報だけの「Suica チャージ 1000円」と出てもなにも嬉しくないであろう。
Suicaの実物が無くなったとしてもこのカードのデザインは生き続けることになると思うと大衆に馴染んだデザインは恒久的なものになっていくと言うことなのだろうか、今がまさにその形とデータの両方が同じように栄えている時代なのかもしれない。

とにかく私のVENUが交通系IC決済端末に進化したのはいいことなんだが、
普通Suicaを作るときは500円だったかデポジットが必要だったと思う。
ここからは完全な妄想なのだが、これは1000円最初に強制的に徴収されるものの1000円分使うことができる。つまりJR東日本の旨みはどこにあるのかというと、このGooglePay経由でしかチャージできないという部分ではないかと思う。
JR東日本へのデポジット分は全てGoogleが支払っているのではないかと思う。Googleは長期的に見てGooglePayのシェアを広げることでその分を回収できると見ているのではないだろうか、更にはこのSuicaの仕組みをGarmin以外のメーカーに実装させる強みを得ることにもなるのではないだろうか。
つまりJR東日本もGoogleもメーカーも消費者もみんなWinになる仕組みなのではないだろうか。本当にこんな仕組みを考える人はすごいと思うが、JR東日本の自前だと動きが遅すぎるがGoogleが間に入ることでic決済でのSuica利用はもっといろいろな端末に広がり、普及していくのではないだろうか。
SuicaはApplewatchにも対応しているし、Google側もシェアを広げて電子マネー業界の中で交通系ICのシェアを広げるつもりだろうがどうだろう、よりガラパゴス化が進む感覚を受けてしまうが日本で便利ならそれはそれでいいのかもしれない。

関係ないことをかなり書いてしまったが、財布を持ち歩くということを極力少なくする方向には向かっていると思う。

ちなみに4桁のパスコードを設定する画面があるのだが、この入力方法はしっかりと時計のデザインを踏襲しておりスマートwatchとしての特徴をデザインとしても発揮している部分が気に入っている。

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デバイスがアップデートにより購入したときよりも価値が増すというのはこれからもデジタルデバイスの世界の中では頻繁に起きてくることだと思う。
どれだけ先をみて製品をつくるのか、もしくは作られていることを認識して購入するのか、そのあたりの世界は未だ確立されていない新しい価値観が提供されるようになるのではないだろうか。

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