大学ラグビー部員の僕② ~寮生活~
前回触れました、ラグビー部の寮。
今回はその生活の中で起こっていた、
日常的・非日常的それぞれの出来事をピックアップします。
■衣がないカツ
寮の食事は1年生が当番制で調理しました。
メニューは曜日で決まっており、夕方くらいに
業者の方が配達してくれます。
たしか火曜日は一口カツでした。
肉を、小麦粉→卵→パン粉の順につけて揚げる、
この工程でやればカツの出来上がり。
けれど、ある1年生が当番だと、衣が肉から
離れてます。
原因は、上記工程が面倒だからといって、
小麦粉・卵・パン粉を全部混ぜて、そこを肉につけて
揚げていたためでした。
その事実を知ったとき、やはり物事には理由があり、
それを破ると事件が起こるんだなと感じました。
その結果、先輩は激怒し外食へ。
そして食堂には多くの肉の残骸が残されました。。
■「水出しまーす」
洗濯機は2台、お風呂の外に設置されていました。
水道はお風呂のものと同じところから引かれており、
洗濯機の利用時にはシャワーの水圧が下がります。
それとともにシャワー温度も急に上がります。
それをお風呂に入っている人に知らせるため、
洗濯機を使用する際は、
「水出しまーす」
「水止めまーす」
と言うルールがありました。
この声は夜中まで続きます。
■電話当番の対応
寮に1台電話が設置されてました。
当時は携帯電話が普及し始めた頃。
よって固定電話ばまだまだ主戦で活躍していました。
よく先輩宛にかかってきましたが、中にはちょっと
変わった人も。
ラグビー部の寮と知ってのことと思いますが、
受話器をとると、「はぁはぁはぁ」と息づかいが。
男好きな方からかかってくることもしばしば。
ちなみに会話にはならず、おそらくはこちらの
声がただ聞きたかっただけと推測してました。
■真っ裸
お風呂は共同なので、各自の部屋を出てお風呂へ
向かいます。
その際、先輩たちは着替えを持参しません。
洗濯機の前で着ていたものを脱ぎ風呂へ。
出たらそのまま部屋へ。
つまり寮内をフルチンで歩きまわってました。
初めは驚きでしたが、少し経つとそれが当たり前に。
キレイめに言うと、ヌーディストビーチでは
服を着ているほうが恥ずかしい、的な。
などなど。
一般常識から少し外れた生活がそこにはありました。
前回も言いましたが、またやりたいかと言えばやりたくない。
けど、いい経験でしたし、いい思い出でしたし、
また人格形成の土台になっている部分もあります。
そんな大学生活。
次からはラグビーのことをちゃんと振り返りたいと思います。
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