悪い男の常套句
私の好いひとは
数々の悪い男の常套句、名言を残してきた。
基本悪い男で50数年生きてきたのだと思う。
紆余曲折経て、悪い男の常套句も出し尽くしたのか鳴りを顰め、今は非常に落ち着いたおじさんになっている。
出会った時から、「恋人は作らない」と宣言しており自由恋愛スタンスだった。
関係が深くなり、付き合うの?と確認した時。
「なんで関係性に名前をつけたがるの?」
と、言い放った。
私が静かにブチ切れ踵を返した際に
「付き合う前提でやっていこう」という咄嗟の言葉に絆された。付き合う前提ってなんなんだよ!そのまま。付き合う前提のままの3年経っての今だ。クレイジーが過ぎる。
書き出したらキリがない。
そーいうのは都合のいい女でしょうよ。と思われるかもしれないが。私を侮るなかれよ!私は過去都合のいい女しかやってきていないといっても過言ではない。筋金入りだからわかってる。だから。一緒にいるのだ。(威張り方を間違えている)
そんな男を、根掘り葉掘りすることも関係を迫る事もなく、静観してきた。「だから青い花ちゃんは居心地がいい。だから都合のいい女にされるんだ」と言われたこともある。お前が言うなよって話だ。
過去もカジュアルに遊んできたと言う。誰かと深く付き合うこともなく、そのうち女性達が離れてしまうのもなんとも思っていない。
女遊びが激しいのか、責任を背負いたくないのかと思っていたけれども、そういう根っからの遊び人でもない。そんな熱量すらもない。低温で来るもの拒まず去るものを追わず。そういう人。長らく観察してきて思う。
そりゃこんな、暖簾に腕押しみたいな人は耐えられないだろうなぁ。と思う。近寄りすぎることなく、離れないでいる訳だけれども、不器用に大切にしてもらっている。
私が寛大で懐が広い訳ではない。
私の大前提が「男を信用していない」から一緒にいられるのだと思う。冷たい代わりに1ミリの嘘も軽薄な調子良さもない分、信用に足る。
話が飛ぶが、
私は動物と子供とディズニーランドが嫌いだ。子供が可愛いだなんて思ったことなく、子供を産んでしまった。
そうしたら、めちゃくちゃ可愛かった。産んでみたら、子供というものは、非常に可愛い生き物だった。だから、我が子の方向にミッキーに振り向いて欲しくて、ミッキーに盛大に手を振る女になっていた。
子供嫌いだから、子育てができたと思っている。
これが、子供が可愛い前提で産んだら。泣いて我儘で家を散らかしまくる悪魔に絶望しただろう。
因みに動物は未だに嫌いなままだ。
期待しないという前提は生きやすくする。
男を信用していなくても、いつかは平穏に幸せになりたい女心はあるので、こうやってままならない気持ちをnoteに書いている訳だけれどもね。
だからといって、いつかあの人が私に絆されて。何かが変わるなんていう、そんな淡い期待もしていない。私が来る者なのか去る者なのか、というだけ。
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