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リスクをとるということ、僕を動かした105円~オシムの言葉~

僕は千葉市民だ。

京葉工業地帯の一端で東京湾を眺める政令指定都市。

ここにJ2リーグ所属のサッカーチーム、ジェフユナイテッド千葉がある。

そこに一時期、名物監督がいた。

イビチャ・オシムだ。



その就任期間と日本代表監督監督時代は、

僕の青年期に当たる。

1番リスクを取れる若さに溢れた時代。

だがリスクを採るということが、若い僕には怖かった。


そんな時に勇気づけられたのはイビチャ・オシムの言葉だった。

ユーモアに溢れていて、チャレンジングで、一言で言うならかっこいい爺さんだった。


今読むと当時を知る人か、サッカーファンしか分からないかもしれないが、

祖国ユーゴスラビアの内戦に端を発する激動の彼の人生から紡ぎ出された珠玉の言葉の数々は、

今この時を大切にして生きることの大切さを僕に優しくそして楽しく教えてくれた。この本はただの語録ではなくユーゴスラビアという故郷の運命に巻き込まれた彼の半生の足跡を追いつつ読める本です。

ただ、辛い時僕の背中を押してくれた一言だけ紹介させて下さい。

「作り上げることは難しい。でも作り上げる方がいい人生だと思いませんか?」



僕はこの本を4冊買っています。

1冊目は古本屋105円で、

2冊目は文庫化にあたって書店で、

3冊目は大切な友人に贈るために、

4冊目はkindleで。


これほど僕の人生を変えてくれた105円はなかったです。

今度はこれを読む皆さんに託します。



シュワーボ(オシムの愛称)をよろしく。





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