お金はどうしよう?/価値と貨幣

久しぶりの記事になります。
ここしばらく、仮想通貨界隈の事をいろいろといじっていたら、
しばらく時間が空いてしまいました。

バブルの残滓としての金融教育の空白

そもそもの話として、僕はあんまり金融教育を受けていない。
戦後の日本の近代史は理系になるとさわりしかやらないし、あれもこれもとやっていると今あるものを理解するだけでその経緯とかは知らなかったりする。その辺の意識はあったので、意識的に金融関連の勉強はしてきた。
特に高校時代の政治経済の教師のレベルのひどさはあり得ないレベルであったので、なおさら独学となった。

が、その辺を学ぶほどにわかってくるのが、日本のバブル崩壊後の後遺症ともいえる、証券取引等に対する苦手意識だ。

僕はそのころまだ学生だったので痛手を受けていないが、よほど被害がひどかったのであろう、まるで腫物のように扱っており株はギャンブルなどと言われたものだった。

ブレトンウッズ体制とニクソンショック(スミソニアン体制)のその後

なので少し歴史のおさらいから書こう。

WW2後、金を担保としてUSドルに交換し、そのUSドルを基軸通貨とした固定為替相場制をとることで貿易の安定を図ってきた。
いわゆるブレトンウッズ体制(金本位制)であったが1971年に終わりを告げる。

1971年と言えば、大阪万博のタイムカプセルが埋められ、アポロ14号は月に着陸し、バロンドールにヨハンクライフが選ばれ、グラミー賞はサイモン&ガーファンクル、国連から台湾に変わって中国が加盟した年。

ニクソンショックによって金本位制度は終わり、スミソニアン体制となる。
金が足りなくなったからだ。各国とドルの固定相場制へ移行していく。
が一年半持たずに主要国とは変動相場制へと移行していく。(日本は1973年)そして、1975年にキングストン体制へと変わり変動相場制が承認された。

ここから金融市場の自由化が始まる。

続く


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