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【カメラ初心者】動画撮影用の照明はどんなものがあるの?ストロボとの違いは?


こんにちは!東京カメラ機材レンタルです。
前回に引き続き、今回も照明についてお話しさせていただきたいと思います。

前回のお話ではスタジオで写真撮影をする際に使用される照明機材とアクセサリーの種類・効果をについてご紹介させていただきましたが、今回は動画撮影ではどのような照明が使用されているのか説明いたします!

写真撮影であれば使用される照明は主にストロボ。
一瞬の光で被写体を強く照らして、その一瞬を切り取ってかっこいい写真を撮ることができましたが、動画となるとそうもいきません。常に照らし続ける照明が必要になります。

また、動画は情報量が多く、被写体の動きやカメラワークだけでなく、照明の設置=ライティングも動画の質をかなり左右するものです。

映画撮影やCM撮影だと、このライティングにとことんこだわって、とても時間をかける監督さんもいます。

自分が経験した話で言うと、少し前に仕事で入ったCM撮影のスタッフタイムスケジュールを見てみると、夕方から始まる撮影でも照明スタッフは朝5時から入っていました。
(ちなみに撤収時間は一番最後で深夜手前だったそうです。こういったスケジュールを見る度に「照明スタッフさん、本当にお疲れ様です」と心の底から思います。)

それくらい動画においてライティングは重要なポイントなので、動画撮影においてどんな照明がどのような効果があって、どのようなアクセサリーを使用するのか把握しておけば動画撮影のクオリティはとても上がります。
ここで紹介した内容が少しでも知識として蓄えていただければと嬉しいです。

動画撮影で使われる照明機材の種類

動画撮影で使用されるのは「定常光」や「ビデオライト」と呼ばれています。
ストロボは一瞬ですが、定常光・ビデオライトは常に安定して照らし続ける照明です。

そんな定常光・ビデオライトの種類は大まかに以下の四つです。

①LED
②白熱灯
③蛍光灯
④HMI

①LED

現在最も撮影時に使用されている照明。以前は光量が少ない・値段が高いなどで使用頻度は少なめでしたが、技術の進歩に伴い使いやすくなったため急速に撮影現場で使用されるようになりました。白熱灯や蛍光灯と比べて値段は高いですが、寿命がとても長い・色味が調整できる、というメリットが大きく初心者にもおすすめの照明機材です。

YouTuberが使用されているリングライトもLEDライトに属しています。

②白熱灯

いわゆる一般家庭でよく使用されている電球のことで、メリットとしては値段が安い・交換が簡単などが挙げられます。

ただ、消費電力に対して光量が少ない・寿命が短いなど現在の動画撮影現場では扱いづらい側面があります。

白熱灯が使われる場面としては、LEDでは出せない独特な温かみのあるオレンジ(アンバー)を活用したい雰囲気がある状態を撮影したい時。

そうした雰囲気が求められていない時は他の照明を活用しましょう。

③蛍光灯

こちらも一般家庭で使用されている照明で、細長いタイプからリング状タイプ、電球タイプなど様々な形状で販売されています。

蛍光灯は白熱灯に比べて撮影現場で使用される頻度は高いです。
LEDと比べて安価であり、白熱灯よりも寿命が長く光量があって発熱もおさえられているので、現場の光源を移動させる必要のない(例えばバラエティ番組撮影のような)ケースで利用されることがあります。

ただ、注意点として動画撮影時、蛍光灯は録画した映像がちらついてしまう可能性があります。これは「フリッカー現象」と呼ばれており、カメラの設定を間違えると発生してしまうので、そういったところに気をつけないといけないデメリットがあります。

④HMI

こちらは一般家庭では使用されない照明なので、聞き慣れない方が多いかと思います。

HMI照明は映画・ドラマ・CMなどの撮影現場で使用される照明で、撮影スタジオで所有またはレンタルされていることが多く、個人で所有している人は少ない機材です。
 
プロの現場で使用されているのもあって、とても高価であり、コンパクトなタイプで10万円台、大きなタイプだと数百万円もする代物で交換用のランプも高価なため維持費も高くついてしまいます。

また、電源に繋いで光量が安定するまでに時間を要しますので、一人で準備や使用するのは向いていません。
野球場や体育館の電気をつけて、安定するまで時間がかかるのをイメージができると、どれくらい時間がかかるか想像しやすいかと思います。

ただ、それだけ高価な物なので、光量はとても強く曇りや雨の日でも晴れた日を演出できるほど。

プロの現場やスタジオ撮影に入ればお目にかかることがあるかと思います。

動画撮影で使われる照明機材のアクセサリー


①ライトスタンド

照明機材を立たせるためのスタンド。
ぱっと見、三脚と同じ形をしていますが、三脚は足の部分を伸縮されることで高さ調節させる一方、ライトスタンドは真ん中の支柱で高さを調節させます。

また、三脚と違っているところとして機材を取り付ける部分が違ってきます。
三脚にカメラを取り付けて向きや傾きを調節する雲台がついていますが、ライトスタンドには雲台はなく、機材を差し込むようになっている、いわゆるメスになっているものか、ダボもしくはアダプタが取り付けられているオスになっているものになります。

ここの違いをわかっていないと「あれ?この機材取り付けられない!」なんてことも起こり得るので、覚えておきましょう。

②センチュリースタンド

こちらはライトスタンドの一種なのですが、ライトスタンドと違ってアームがついています。
通常のライトスタンドでは調節できるのが高さと角度のみでしたが、横にも調整が可能となります。
この調節が可能になることにより、被写体やカメラマンの頭上にも照明が置けるようになります。
見た目がゴツい感じで、実際に重い機材なので設置が難しく感じられますがコツとポイントがわかれば誰でも設置が可能となります。(実際、自分がとある撮影現場に行った際は小柄な女性スタッフが一人で設置していました。)
なので、慣れていない方がスタジオ撮影に赴く際には前もって使い方を調べておきましょう。

③ソフトボックス・アンブレラ

前回のブログでも紹介したソフトボックス・アンブレラですが、写真撮影だけでなく動画撮影でも使用されます。
効果としては前回でも案内しましたが、光を柔らかくする効果があります。
(詳しい違いに関しては前回のブログを読んでみてください。)

あえて影を強くしたいということでなければ、照明に取り付けておいて光を柔らかくしておいた方が動画全体として扱いやすいかと思います。

④レフ版

レフ版というと写真撮影で使用されているように感じられますが、こちらも動画撮影で使用されています。
といっても、コンパクトな物ではなく人ひとりがすっぽり隠れるぐらい大きなものを使う場合があります。

スタジオによっては大きな発砲スチロールを衝立のように加工して置いてある場所もあります。また、大きな布や紙で代用しているところも。

こんなに種類があるのか…

動画撮影の現場に入ったことが少ない方だと、照明の種類とアクセサリーの多さにびっくりしてしまう方がいるかもしれません。

自分も最初は「これ…どうやって使うの…?」と戸惑ってしまうこともありましたが、ある程度現場に入って先輩方が使っているのを見て学べば、操作方法はわかってくると思います。

操作方法・使い方がわかれば、実際に自分でライティングしてみて欲しいです。
正直、結構難しいです。
できるできないという話ではなく、正解がない分「これでいいのかな…?」と迷ってしまうことがあるからです。

こればっかりは経験がものを言うので、ある程度学んだ後は好奇心に任せて自分の好きなように色々試してもらえれば、その経験が自分の力になります。

といっても何も情報がないとどこから手をつければいいのか…となってしまうかと思いますので、スタッフがおすすめする照明機材を紹介したいと思います!

Suntech NANLITE Forza 60B

1mで13,830 lx(リフレクター使用、5600K時)という大光量のBi-ColorタイプLEDスポットライトで、タングステンランプ500Wに相当。
操作画面には灯体の状態を示す液晶パネルと、ふたつのノブで操作ができる極めてシンプルな設計。
明るさや色温度の他に、12種類の点灯モード、過熱防止の冷却ファンの設定ができます。


LPL LEDライトプロ VLP-10000X

高演色性白色LED 900Pcsを配列し、最大照度8700Lx/1mの大光量を実現。
家庭用AC電源とビデオバッテリーNP-Fの2電源が使え、ロケーション撮影にも最適です。
本体内部に冷却ファンを内蔵。大光量ながらコンパクト化と長時間の照明が可能に。
最長15m離れた場所から調光操作できる無線リモコンを付属。リモコン1台で8台のライトが操作できます。
一操作部は0から99までのLED表示で光量の状況が一目でわかります。


東京カメラ機材レンタルでは法人はもちろん、個人の方向けのカメラレンタルも行っております。こういったものを撮りたいなどのご相談もスタッフが親身になってご対応いたします。
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