最初のお仕事
一番最初にした仕事ってなんだろうと考えたら、家の手伝いかも知れない。
子どもの頃家では店をやっていた。今でいうコンビニみたいな田舎のなんでも屋さん。当時専売公社のタバコを売っていたので「タバコ屋さん」とよばれていた。
父は外で仕事をしていたので、母が店を切り盛りしていた。
店と言っても一日の売り上げが一万円もあればいいほうで、商売というよりは近所の人たちのコミュニティだったように思う。
いつも学校から帰ってくると、家には母と近所の人たちがコーヒーを飲んで談笑している。「おかえり」と迎えられ、「うちの子ももう帰ってくるなぁ」と言いながら皆が帰って行く。
まあ、そういう生活が普通だったから、ほかの家では頻繁に客は来ない、玄関は開けたままにしない、ということを知ったときは新鮮だった。
近所のなんでも屋という位置付けだから、じいさんやばあさんの家には配達もしていた。だから家での仕事は、店番をするか配達をするかの二択だった。
だいたいは店番を選んでた。客が来ないこともあるし、来ても分からないことがあればそのうち母は帰ってくる。子ども相手にお菓子を売るくらいは簡単だった。当時は消費税も無かったしね。
それでお金を貰ったことは無いと思うけど、お菓子はたくさん食べていた。
商売とか接客とか子どもの頃から見ていたし、体験していた。それらはいい経験だったと思う。
アルバイトを含めると働いた業種は多い。
特に最近はコロナウィルスの感染拡大の影響もあってか、メインの仕事が暇で兄弟会社の仕事を手伝ったり、派遣会社を通しての仕事をしたりしている。
派遣会社のいいところは、今まで経験のない仕事を出来るということ。新しい発見があってとても楽しいのである。
弁当の製造、ホテルの清掃、商品のピッキング、梱包、配送の仕分け、試験監督、など。詳しいことは書けないけれど、どんな仕事だったのか参考程度に紹介できればと思う。
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