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今週、「ありがとう」って言えましたか?

「承認」が大事ってなのは、わかるけど、それで、仕事のパフォーマンスが変わるのですか?

と思ったりしませんか?

私は、以前は、思っていました。
こんにちは。人事の小山です。

職場において、「承認」が大事だというのは、最近、よく耳にはしますが、

仕事をするのは「当たり前」で、
成果を出して承認されるべきで、
仕事をやってますってのは、「当たり前」なんだ!

と、上司の方、思ってしまいますよね?

でも、あのGoogleがこういってるんですね。

心理的安全性が組織のパフォーマンスに影響を与える

googleがある調査結果を発表しました。2012年から4年間、働き方について、Googleがリサーチし、発表したものです。

心理的安全は、成功するチームの構築に最も重要なものである。

要は、心理的安全が高いと、成功するチームになるのだというわけですね。

では、心理的安全とは何でしょうか?

簡単に言うと、
「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうか
だと説明しています。(Google re:Work「効果的なチームは何か知る」)

言い換えると、心理的安全が低い状態だとこう感じてしまいます。

「無知だと思われたらどうしよう」
「邪魔をしていると思われたくない」
「無能だと思われたらイヤだな」
「ネガティブだと思われないようにしよう」

成功するチームの5つの鍵の一番土台

心理的安全は、成功するチームの一番土台となる部分で重要ですが、一応、成功するチームには5つの鍵があるとGoogleの調査は言っているのをみておきましょう。

1.心理的安全性
2.相互信頼
3.構造と明確さ
4.仕事の意味
5.インパクト
(Google re:Work「効果的なチームは何か知る」)

ギャラプ社が開発したQ12に似てますね。

心理的安全性の測り方

組織行動学者エイミー・エドモンソン氏が提唱した以下の7つの質問をすることで、心理的安全を測れるようです。

みなさんの組織はどうでしょうか?一度、4段階で部下の人につけてもらうといいかもしれませんね。

質問①:「チームの中でミスをすると、たいてい非難される」
質問②:「チームのメンバーの間で、課題や難しい問題を指摘し合える」
質問③:「チームのメンバーは、自分と異なることを理由に、他者を拒絶することがある」
質問④:「チームに対してリスクのある行動を取っても安全である」
質問⑤:「チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい」
質問⑥:「チームメンバーは誰も、他人の仕事を意図的におとしめるような行動をしない」
質問⑦:「チームメンバーと一緒に仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる」

(肯定的なことと否定的なことがまじってますね。
②、④、⑥、⑦は肯定的なこと
①、③、⑤は否定的なことなので、
片方の点数をひっかりかえさないといけないのでややこしい質問の仕方ですね。)

これも、結構Q12と似ている感じがしますね。

こういうテストをすると、
上司のひと、多分、こう思うのではないでしょうか?

やれやれ。Googleまでそんなこといってる。
学校じゃあないんだ。温室でぬくぬくやってられないんだ!

心理的安全とは、決して、温室なんかではないんですね。

質問④「チームに対してリスクのある行動を取っても安全である」

この質問って、変に感じるのは私だけでしょうか?
「リスク」というのと、「安全」というのが一緒だと言っていますよね?

変ですよね?

これが、心理的安全の定義です。

「リスク」だけど、「安全」。

通常、マズローの欲求5段階説だと、

1.「生理的欲求」
2.「安全欲求」
3.「社会的欲求」
4.「尊厳欲求(承認欲求)」
5.「自己実現の欲求」

まず、安心・安全を満たす。
それから、「成長して、自己実現をしよう!」

ですが、

「心理的安全」というのは、
リスクをとることが、「安全」だと思える
ということなんですね。

「挑戦しない」安全は、普通だし、
「挑戦」がリスクだと感じるのも普通です。
でも、「挑戦」が「安全」だと思えるチーム


素晴らしくないでしょうか?

では、どうすれば、心理的安全を高めれるのか?

いくつかあると思うんですが、承認をする、感謝を伝えるというところかとおもいます。

承認とか、相手のいいところをいうというのは、やったらいいんだけど、する側もされる側も、恥ずかしいですよね。

相手の良いところをいくらでも列挙しても許される日のひとつは、相手の誕生日とか記念日だと思います。この時は、普段は言えないことを言わしてくれる雰囲気がありますね。

もうひとつは、我々の会社は、感謝を伝えるためだけのアプリを使っていますので、こういうものを有効活用することですね。

因みに、寄せ書きってあるじゃないですか?寄せ書きは手書きでも、オンラインのものもありますけど、字数制限があるんですね。あんま書けない。そうすると、想いがうまく伝わらない。

でも、このアプリ。字数の制限(おそらくない?)くらいにめっちゃ書けます。

このくらい書けます。

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東京コンサルティングファーム
人事部 
小山

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インド、フィリピン、マレーシア、トルコ、インドネシア、ベトナム、バミャンマーで働く11名の喜怒哀楽の物語。 【新卒海外研修】(連載中) http://www.kuno-cpa.co.jp/recruit/shinsotsu-kaigai/