「まずは、人事に関して、俺と同じ判断ができるようになれ」
人事の小山です。
HOME'sの人事の羽田さんが、社員50人の会社から、今や1,000人の組織にしていくのを人事として、何をやってきたのかをまとめた本です。
「まずは、人事に関して、俺と同じ判断ができるようになれ」
ある日、井上社長に、人事本部長の羽田さんは言われました。
「羽田、社長の仕事を3つに分けると、トップマネジメント(経営)とマーケティング(市場を創造する)を人事だなんだ。」
「まずは、人事に関して、俺と同じ判断ができるようになれ。その上で、俺が思いつかなうような人事の戦略や施策をつくれるようになって、完全に人事を一任できるようになってくれ。」
結果、できたから、50人の組織が、1,000人の組織になれたのでしょう。
ということは、組織が成長できていない企業は、人事部長が、社長と同じ判断ができないということです。
「俺と同じ判断ができるようになれ。」
この思いは、100%の会社の社長が思っている思いでしょう。
でも、実際にできている人事部長は、1%もいないでしょう。
だからこそ、ほとんどの会社は、組織が成長していないのです。
これは、私にも当てはまること。
残念ながら、この6年で組織がどれだけ成長したかというと、
大して変わっていません。
組織の成長が、人事の成果です。
組織の成長がないというのは、人事の責任者と社長との判断軸の距離です。
人事を決めるという人事(異動)ほど大変なことはない、とよくいいます。
成長しない組織=人事が成果をだしていない
を変えるにはどうしたらいいのか?
方法は2つしかないでしょう。
① 人事を変えるか(配置転換)
② 人事が変わるのか(成長する)
人事を入れ替える人事異動というのは、組織には大きな影響を与えるものです。だからこそ、人事というのは硬直化しやすいものです。
できれば、人事を配置転換したくないものです。
では、どうするのか。
人事が変わるしかないのです。
なぜ、人事が変わらないのか。
まずは、私が、変える人事になること。
そして、世の中の人事を変える人事にしていくことに役立っていきたいと思います。
小山
インド、フィリピン、マレーシア、トルコ、インドネシア、ベトナム、バミャンマーで働く11名の喜怒哀楽の物語。 【新卒海外研修】(連載中) http://www.kuno-cpa.co.jp/recruit/shinsotsu-kaigai/