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トイストーリー4と。PIXARと。ジョン。(2)

<4>ピクサーは、ストーリーをチームでつくる

では、いままでのピクサーがなぜ
素晴らしい作品を生み出してこられたのか。それは・・

シリアス、コメディ、それぞれのジャンルの得意な脚本家達、
また他作品の監督や、プロデューサー達がチームを組み協力して
ストーリーを練りに練って一つの映画を製作します。

詳しくは、こちらのブログにあります。画像クリックで開けます。

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これによって、様々な場面が
総じてクオリティが高くなり、テンポも良くなる。

そして、製作総指揮の ジョン・ラセター

彼の元に作品が監修され、感動作が生み出される。

だったんですが。ジョン・ラセターは、もういない。


<5>偶然?必然?誰のために生きる?

トイストーリー4は、偶然か必然か
古い価値観(ジョン・ラセター)と決別して
新しい生き方をしていく、という
ピクサーの決意表明になってしまいましたね。


新しい生き方をしていく
、それ自体は別にいいんだけど。

仲間や子供捨てたらアカンだろ。


実際、トイストーリー4でも、
ヒロインの女性の人形が子供と遊ぶシーン、出てこない。確か。
彼女に、「誰かのために生きる」という視点はない。

自分のためだけに生きるって
そんなに素晴らしいのかな?

今のアメリカに映画界に、激しく問いつめたい。

・・一人のクリエイターからスタートして
仲間を尊重して映画を作るやり方で成功したジョン・ラセター

映画界での成功により傲慢になってしまい
仲間を尊重することを忘れ追い出されたのもジョン・ラセター

人生って、皮肉なものですね💧


<6>今後のピクサーで期待できるのは

ピクサーには、Mr.インクレディブル のシリーズがあります。

ちなみに Mr.インクレディブル は、 ブラッド・バード という監督が
中心となって作ってるので、 ジョン・ラセター が居なくても大丈夫。

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ブラッド・バード 監督。ジョン・ラセター とは学生時代からの友達。

ちなみに去年公開の Mr.インクレディブル の続編、
インクレディブルファミリー は、本当に最高の映画でした。


<7>ジョン・ラセターの今後は

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2019年。スカイダンス、という映画会社で
設立から1年ほどのアニメーション部門の
トップとして入社。

新しい環境で、また素晴らしいストーリーを
作ってくれることを期待せざるを得ません。

ただ、アメリカの映画業界で、ジョン・ラセターを
今でも責める人はかなり多くいます。

でもタチバナは、一度失敗した人を
容赦なく責める風潮は、大っ嫌いです。

確かに、セクハラはアカン!絶対絶対アカン!
だけど、本人もそれを認め、大きな立場も手放し退社した。

ジョン・ラセターに直接セクハラをされた人は、
彼と彼の映画は大っ嫌いでしょう。それは仕方ない。

しかし・・

作品と、作者の人格は関係ない

タチバナはこう考えます。

最近、電気グルーヴもピエール瀧さんの薬物問題で
レコード会社が作品販売自粛したりしてますが、
そんなの全く必要ない。

なので。ジョン・ラセターには
面白い作品を作ってほしい!

あるいは・・

業界復帰早々に、
新しい会社でまたセクハラやらかして即追放となっても、
被害を受けた方には申し訳ないですが、なんか笑える。

ジョン、またやらかしたんか。。

そうならないことを、強く強く望みながら、
本稿の筆をおきたいと思います。

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