VORON v2.4製作メモ-12(イニシャルスタートアップ)

参考書

ここの記述に沿います。
・V2.4のmainsailへログインします。
プリンターのエラー出ていないか確認してください。エラーの場合はcfgの再チェックを。MCUと全く接続できない場合はMCU IDを再チェックです。

モーション周りですがAB、Zベルトはとりあえず少しだけたるみのない程度で張っておいてください。

ステッパーの接続をチェックする

STEPPER_BUZZ STEPPER=stepper_x

STEPPER_BUZZコマンドでモーターを少し動作させる確認ができます。
ツールヘッドをXYセンター、Z高さを50mm程度に移動させておいてください。
コンソール窓に上記のコマンドを打ち込んで送信を押すと=stepper_xだと左奥のBモーターがテストされます。
まず軸の+方向へ動く、元位置へ戻るを10回繰り返します
以下の文字列を=以下へ代入することで各軸テストできます。

stepper_x ##(Bモーター:左奥)
stepper_y ##(Aモーター:右奥)
stepper_z
stepper_z1
stepper_z2
stepper_z3
extruder

特にZの4モーターは回転向きが間違いないか確認してください。
逆に動く(printer.cfgでdirを反転)や異音がして動かない、無音で動かない(ステッパー配線を入れ替える)などは修正して4つのモーターが正しい方向へ動くようにしてください。そしてボードの電源がONのままではモーターケーブルを抜き差ししないように注意してください。ドライバーが破損することがあります。

画像1

エンドストップ確認

エンドストップ配線と入力の論理(NO・NC)が合っているか確認します。
コンソールから
QUERY_ENDSTOPS
コマンドで確認します。どのスイッチも押されていなければopenでなければなりません。

画像2

また、各スイッチを押さえながら再度QUERY_ENDSTOPS(もしくは入力窓でキーから↑押すことで履歴を呼び出せます)を入力しcloseに反転するか、XYZが一致しているか確認します。
(反対の場合は各endstopのpinに!をつけて反転させます。位置はプルアップ指示「^」の後ろになります)

#例
endstop_pin: ^PA1 -> endstop_pin: ^!PA1

最後に、ツールヘッドを手でXYエンドまで動かしてエンドストップに正常に当たるか確認してください。

非常停止の確認

これ以降はモーターを実働させますのでなにか異常が発生した際に対応できるよう、ディスプレイのkillボタンが作動するか、mainsailの「EMERGENCY STOP」ボタンをクリックしてシャットダウンするか確認してください。

画像3

シャットダウンが確認できましたらFIRMWARE RESTARTボタンで復旧します。

XYホーミングチェック

実際にモーターでのXYホーミングチェックを行います。
ツールヘッドはセンターへ移動してください。
コンソールより

G28 X Y

Zが上に一旦上がり、続いてXYのホームを拾いに行きます。
Zはホームされません。
下表の通り右奥へツールヘッドが移動するのが正常でそれ以外は速やかに非常停止してください。設定変更が必要です。
動いた方向と表を見比べ、対応するABモーターの回転方向をprinter.cfgで逆転(inverted)させてください。

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ベッドの位置出し

まずZエンドストップの位置とプリントベッドの物理的な位置を確定する必要があります。まずXYのホーミングを行います。

G28 X Y​

ツールヘッドがMAX Y位置(エンドストップトリガ位置)にある時、Zエンドストップとノズルが一直線になるように配置する必要があります。
UIでX軸だけを操作しZエンドストップの真上センターにノズルが来るように移動します。
Y位置がMAXのままその位置でZエンドストップがノズル中心に来るように固定します。

画像5

Zエンドストップの位置が確定されたら、Zエンドストップピンがアルミニウムベースプレートから約2〜3mmになるようにベースプレートを調整します。ベースプレートは、フレーム内の左右は中心に、前側フレームとベッドプレート前端の距離は左右で等しいように、かつZエンドストップピンとの間隔は上記を守る様調整してください。

ベッドの取り付けネジを締めるときは、使用温度にベッドを昇温してから締めると良いです。

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