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ベルトテンション調整

2024/01/07 6mm幅ベルトのテンション値と周波数値の関係を訂正

Gates 2GTベルトの調整について

CoreXY機はA・Bベルトのテンション差がX軸の傾きに繋がります。
よって双方のベルトテンションは均等である必要と、正確な駆動伝達のために適正範囲内に張力をSetする必要があります。

測り方

ベルトの振動数を使って測定する方法が推奨されます。
ギターのチューニングと同じ要領ですね。
周波数が表示されるチューナー、スマホAppでも問題ないです。
Spectroidを使用しています。

フロントアイドラー芯とガントリーのアイドラー芯を150mmになるようX軸を移動させます。

内側のベルトを指で弾いた時の周波数を読み取ります。
環境ノイズがわさわさして見にくいですが、ピークが立って減衰していくのがベルトの共振部です。テンションはフロントアイドラーの上下を締めているM5キャップボルトを緩め正面のM3ボルトで加減します。

張力表

メーカー初張力は表のとおりですが、Voron的には張力下限よりは低め狙いのようです。
ベルトスパン150mm
・CoreXY用6mmベルトは 110Hzが目安です。

120Hz時 約10N15N(張力範囲下限)(適正範囲)
110Hz時 約8.6N10N
100Hz時 約7.0N

6mm幅で計測

・Z駆動の9mmベルトは 140~150Hzぐらいに合わせています。
150Hz時 約24Nm
167Hz時 約29Nm

メーカー製の測定器でも検証済です。

9mm幅で計測

うちで使ってるのはU-507ですが最新モデルU-550は測定時間短縮などの大幅アップデートになっています。
ベルト触りまくる方お一ついかがですか???

https://www.monotaro.com/g/05039746/



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