VORON v2.4製作メモ-6
ケーブル処理のこと
ガントリーがとりあえず吊れましたら次はケーブルやって行った方が良いかな?と言う感じで。
最近のVORONには良くケーブルベアが使われています。
(他の名称としてはケーブルチェーン、EZチェーン、エナジーチェーン、ケーブルキャリア、プラレールチェーン、ドラグチェーンなど)
稼働中はこれが折れ曲がりつつケーブルを保持し高速運転中も動作の妨げにならない様ガイドしてくれます。
しかし、決まった半径で常にケーブルが曲がっていく為実は配線にはしんどいケーブルベア。
VORONの場合配線選択の指針としてココを見ると…
・シリコーンケーブル
が推奨されています。
シリコーンケーブルはラジコンやってた人なら馴染みのあるものだと思います。芯線(ストランド)が非常に多くメッキされているやつです。
・PTFE被覆ケーブル
こちらはそこまでやらなくてもオプションですね。国内調達だと高くなると思います。
中華ケーブルベアの注意
VORONドキュメントの説明にもあるように結構ベアの内面に成形のバリがありました。被覆裂くぐらいのものが。均しておいたほうが良いです。
ケーブル長について
当初、Documentsページに長さ目安あるの知らなかったのでケーブルベアつけて仮でケーブルルーティングして長い線で2m!とケーブル束作ったら少し足りませんでした…
見方として上がビルドサイズ、左にあるXYZは…
・X=Xキャリッジ周りからの配線長
・Y=Yレール辺りから乗ってくるXYエンドストップ(リミットスイッチ)
・Z=ABステッピングモーター配線分
みたいに見てもらえば。
SKRボード2枚積みの時のガイドと思われるのでかなり長めになってます。Spiderやoctopusだともっと最適化出来るはずですが…このガイド長さで作れば安心だと思います。
VORON指定サイズのケーブルベアでは一組ずつ配線入れていくとか言う感じでは難しいので予めすべての配線を一気に纏めて詰め込んで行くことになります。
なので、Xキャリッジ分からガイドの長さでカットし、ヘッド側をコネクタ付けし
反対側は一旦各組に熱収縮チューブでわけるだけにし、最後にちょうどよい長さにカット、コネクタ付けがいいと思います。
で、blurollsのキットですが、やけに付属してくるシリコーンケーブルが少ない。
これは恐らくヒーターやサーミスタ、リミットスイッチに付いてる線はそのまま使えや?と言うことみたいです。
v0と同じ配線材と見受けましたが被覆の太さの割に芯線が少なくリミット用なんかは稼働中に内部断線しましたのてそのまま使う気にはなれず…
追加でAmazon購入しました。
シリコーンケーブルで探す色々出ますが、撚り線タイプを選んでください。芯線が1本の単線も出てきます。要注意
6色あればステッパーの色分けも、プローブの色分けも出来てミス低減になります。
本当は黒一色とかカッケェですが(笑)
KIT付属ケーブルは20AWGをホットエンドヒーターに、24AWGはヘッドのファン周りに使いました。
プローブは多分付属線でも問題ない気はしたのですが長さが足らない気がするので思い切ってシリコーンケーブルに変えてしまいました。
アフターバーナー、コネクターのこと
アフターバーナーはツールチェンジ思想の為コネクターで接続する感じになっています。
ホットエンド、ファンユニット、エクストルーダーユニットが比較的簡単に交換できます。
そしてVORON推奨のコネクターは定格電流10.5A(VORONドキュメントでは5Aと書いている)まで耐えるモレックス Micro-Fit3.0コネクターシステムとなっています。
(現在正規なメーカー製コネクターは入手難かも)
中華KITには入ってくるのは珍しいと思います。
BlurollsのKITには定格電流3.0AなJST-XHが沢山入っていました(笑)
ホットエンドは24v40wなので定格内…ではありますが…
・ファンは特に何でも良いと思ってるので付属のXH
・ホットエンドにはXT30(オーバースペック)
・他、
抜けると困る系にはロック付JST-SMを選んでみました。
ステッピングモーターは通電中に抜けるとステッパードライバーが破壊される事があります。普段の抜き差しも電源落としてから。
コネクタ類はこのカバー内に収める事になります。
イイ感じの長さに調整してください。写真ではこうなってますがヒーターやサーミスタ分は外に出てたり人によって千差万別なので正解はありません。動作時にケーブルベア等に当たらなければ良いのです。
ホットエンドはこんな感じにしましたが
ヒーター配線は写真の右側から廻す方がいいかもしれません。ヒーター配線がダクトに当たると溶ける事があります。ヒーターに近い配線は極力当たらない様に取り回しましょう。
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