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アメリカでのアフリカ系黒人の人種差別が大きな問題になっています。
兄の住むサンディエゴでも暴動が起き、危なすぎてコロナの時よりも本気でSTAY HOMEしてないと怖いとニュース映像が送られてきました。

イギリスでもハイドパークで集会がありロンドン市内をデモ行進したというニュースがありました。アメリカほどの差別を目の当たりにすることは多くありませんが、たくさんの人種が集まっているので職種や住む地域の人種格差があるのは事実です。

次女の通う学校でこの大変な時期に全力を尽くしてくださる担任の先生団に自分の言葉でお礼を伝えようとビデオ作成がありました。その時の一部がこの写真です。一般的なロンドンの小学校で決してインターナショナルスクールではありません。両親共に生粋のイギリス生まれイギリス育ちの生徒の方が少ないくらいです。

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日本は単一民族なので民族的な差別に触れることなく普段生活していると思っている方が多いですが、単一民族であるからこそ“ガイジン”という差別が存在します。
まだ日本に住んでいたころ、公園でよく「お子さんハーフですか?」と聞かれていました。そのこと自体が“ガイジン”差別です。

もっと酷い場合は「上のお子さんハーフですか?」と聞かれたことがあります。
それは、「上のお子さんのお父さんとは西洋人で事情があってお別れして、2年以内に別の日本人男性と関係を持ったんですか?」と公園で出会った初対面の人に聞いているのと同じことです。

我が家の三姉弟は父親も母親も一緒ですが上の子はパパに似て顔立ちが西洋風で、次女は私に似て日本顔なので、深く考えず質問されたんだと思います。相手には悪気はこれっぽっちもなかったと思いますが、“無知”によって人を傷つけている場合があるということです。

是非、日本で生まれ育ったお子さんにも人種の違いについて知って欲しいなと思うのでここで人種についての違い、そして信仰、見た目が違っても、自分たちと同じ愛があり心のある人間であることがわかりやすく書かれている絵本をご紹介します。

Hats of Faith by Medeia Cohan-Petrolino, Sarah Walsh
“帽子”を題材にしてそれぞれの人によって宗教や信仰が違うということを教えてくれる絵本です。
この本の著者がインタビューで、こんな本が話題にもならないくらいそれが普通の世界になる日が来ればいいんですけどね、と語っていたのがとても印象的でした。

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Amazing Grace by Mary Hoffman
お話好きのグレースが学芸会でピーターパンになりたいと言った時にその想いを応援して行動に移した家族のお話です。“You can be anything you want to, Grace. If you put your mind to it.”と言うおばぁちゃん言葉がとても印象的です。

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Ten Little Fingers and Ten Little Toes 
小さいお子さんにもとってもわかりやすく、みんな違って、みんな同じであることが描いてあります。

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