見出し画像

全日本実業団山口ハーフマラソン2021 女子注目選手インタビュー 【大西ひかり・筒井咲帆・原田紋里】

大西ひかり選手(JP日本郵政グループ)

2000年4月26日生
兵庫県出身 須磨学園高校卒 2019年JP日本郵政グループ入社

Q 全日本実業団山口ハーフマラソンは、自身初ハーフマラソン。今大会へ向けての取り組みは?
『今回は距離に慣れることを中心にして、距離走をメインで取り組んできました』

Q なぜ、このタイミングで初ハーフマラソンに挑戦するのか?
『10000mの経験が積めてきて、今後自分がマラソンに挑戦したいという思いがある中で、まず今のタイミングでハーフを一度走ってみて自分がどれくらいハーフを走れるのかを確認したいなと。まずマラソンを走るようになるためにハーフは第一歩だと思うので、そこで自分の体力をもう少しつけた方が良いとか、最後のスピードが粘れるように、というような課題を見つけられるようにしたいです。』

Q 今大会の目標・タイムは?
『初めてなので自分がどのくらい走れるのかがまだ想像つかないけれど、練習の出来具合と監督が話した感じでは1時間11分をまずは切れたらというのが目標です。』

Q フルマラソンの具体的な目標は?
『まだあまり具体的には考えてはいません。』

Q 2020年はどんな1年だった?
《2020年成績》
クイーンズ駅伝 6区(6.795km)21分13秒 区間賞 
長距離日本選手権 10000m 13位 32分10秒56(自己ベスト)
ホクレンDC士別 3000m 3位 9分09秒30(自己ベスト)

『なかなか春先はレースがなくなったりして大変だったんですけど、自分はあまりそれで落ち込んだりせずに、コツコツと練習を積み重ねられました。その積み重ねた練習が夏・秋の試合が再開した時に結果として出てきたのが、自分は成長した1年だったと思います。
まだ自分が100%満足できる結果ではなかったけど、2年目のシーズンとしては1年目を超えることがひとつ目標だったので、1年間総合的に見たら目標は達成できた1年だったし、駅伝でもトラックでも結果はまず出せたことは良かったと思います。3000mと10000mで自己ベストを更新できて、クイーンズ駅伝の区間賞もあり、自分にとってはトラックでもロードでも自信がついたシーズンでした。』

Q 将来のビジョン・こんな選手になりたいなどは?
『一番身近なところだとこのチーム(JP日本郵政グループ)の先輩にいるような、特にマラソン選手という面では関根選手・鈴木選手を目標にしていて、偉大な先輩がいて、トラックの勝負力では鍋島先輩がいるので、すごく見本になる、背中を追いたい先輩であり、同期の存在も大きいです。』
▼関根花観 ※2020年引退
リオ五輪10000m代表/名古屋ウィメンズマラソン 3位 2時間23分07秒 (初マラソン日本女子歴代4位)
▼鈴木亜由子
東京五輪マラソン代表/リオ五輪5000m・10000m代表
▼廣中璃梨佳 ※大西と同期
5000m日本歴代3位/長距離日本選手権 10000m 2位
 
Q 入社した2019年―2020年で取り組んできた“基礎”の部分とは?
『休みの日でもゆっくりでも“走る”ということは自分で続けています。
時々休暇中に1日とか休んだりするけど、自分はゆっくり走った方が身体がほぐれる感じがするので、休みの日でも走ることが多いです。ほとんど。』

Q 365日中、何日走ってる?
『364日とか363日とか。』

Q 2021年山口ハーフマラソンから始まると思うが、どんな1年にしたい?
『初挑戦なので、ハーフマラソンでは目標のタイムを達成して、トラックシーズンでは10000mを中心にやっていきたいと思っているので、そこではまず32分を切るという目標があります。ハーフマラソンに新しくチャレンジしてもロードだけではなくて、トラックの勝負力も磨いていきながら、駅伝や今後のマラソン・ロードレースに繋がるようなシーズンにしていきたいです。』

Q 今大会への意気込み
『いつも応援ありがとうございます。今回初めてハーフマラソンに挑戦するので、自分の限界を越えられるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします。』


筒井咲帆選手(ヤマダホールディングス)

1996年1月19日生
京都府出身 乙訓高校卒 2014年ヤマダホールディングス入社

Q 現在の調子は?
『練習も順調につめていて良い感じです。』

Q 全日本実業団山口ハーフマラソン出場への意気込み・狙いは?
《過去3回の成績》
2020年2月山口ハーフ 2位 1時間9分14秒(自己ベスト)
2018年2月山口ハーフ 7位 1時間13分06秒 (日本人6位)
2017年2月山口ハーフ 2位 1時間10分55秒
『ハーフマラソンは4回目ですが、順位も2番が続いているので、次こそは優勝するつもりで挑みたいと思います。目標は優勝。タイムの目標は1時間8分台を狙いたいと思います。自己ベストが1時間9分14秒なので8分台を狙えば自己ベスト切れるかなという感じで見ています。去年よりも力はついていると感じるのでコンディションも良ければ自己ベストは狙っていけるかなと思ってます。』

Q レースプランは?
『最初はレースの流れに乗りつつ、自分のリズムを作っていって最後に自分の力で押していけるようにイメージを持ってます。』

Q 2020年はどんな年でしたか?
『新型コロナウイルスの影響でレースや合宿が思うようにできなかった所がありますが、自分の目標や足りない所を改めて見直すことが出来て、それを上手く結果に結びつけられたかなっていう1年でした。』

Q 2021年はどんな年にしたいですか?
『2020年が土台作りだったので、2021年はそこから飛躍できるようにしたいです。トラックで言うと10000mでは日本選手権で勝負できるように練習を積んでいきたいと思ってます。』

Q マラソン挑戦へは今現在どのように考えていますか?
 『具体的な時期とかは決めきれていないですけど、マラソン挑戦を意識して普段の練習やトラックレースに取り組んでいます。今回の山口ハーフマラソンで優勝できたら「よし!次はマラソン!」っていう気持ちになるかもしれないですね。』

Q 最後に改めて今大会への想いを聞かせて下さい
『コロナ禍の中、大会を開催して頂ける事に感謝の気持ちを持って、応援して頂いてる方々、今回は現地に来られないと思うんですけど、見ている人に元気を届けられるような走りをして行けたらなと思います。
今年こそは一番を取れるようにしっかり勝負していきたいと思います。』


原田紋里選手(第一生命グループ)

1998年4月14日生
千葉県出身 市立船橋高校卒 2017年第一生命グループ入社

Q 全日本実業団山口ハーフマラソン出場への意気込み・狙いは?
『ハーフマラソン2回目。自分の今の力を確認する大会。目標は自己ベスト更新。1時間10分切りを目指しています。順位は考えていないですが、しっかり集団の流れに乗り、自分の最高のパフォーマンスをしたいです。
将来的にマラソンを目指していますが、まだまだ力不足。しっかりと段階を踏んでフルマラソン挑戦を目指したいです。
チームのOGには09年世界陸上マラソン銀メダリスト尾崎好美さんやリオ五輪マラソン代表の田中智美さんがいて、2人とも凄い選手で山口ハーフでも活躍しているので、その背中を追って行ければ良いなと思っています。』

◆尾崎好美 2010年山口ハーフ2位(日本人1位)1時間10分06秒
◆田中智美 2012年・2014年山口ハーフ優勝

Q 山下佐知子監督は原田選手と尾崎好美さんが被る所があると聞いたことがありますが、ご自身ではどう感じますか?
『同じと言われると凄く嬉しいです。
尾崎さんはチームのアドバイザーを務めているので、時々お会いしますが、「食事どうしてましたか?」とか「距離どれくらい踏んでいましたか?」とか、時間を割いて頂いてアドバイスをもらっています。』

Q 2020年12月の山陽女子ロードレースでハーフマラソン初挑戦。どうでしたか?
結果:4位(日本人2位) 1時間10分21秒
『自分がどれくらい走れるのか?わからない中だったので、結果を見て、正直「こんなに走れたんだ」っていう驚きと結果を出せた嬉しさというのが半々くらいでした。
あとは東京五輪マラソン代表の一山麻緒選手(ワコール)や強い選手たちがたくさん出場していたので、終始ワクワクしながら走れたという感じが一番強かったです。緊張や不安は全くありませんでした。
初ハーフでしたが、集団に付いて上手く自分のリズムを掴めて走れました。ただ自分から攻める走りというのは出来なかったので、次の山口のハーフでは攻めの走りが出来ればと思います。』

Q 2021年の目標は?
『チームとしては去年の駅伝で予選落ちしてしまったので、クイーンズ駅伝に出場して、シード権をしっかり獲るというのが目標です。
個人としてはしっかりと長い距離を走れるようになりたいのとトラックでは5000mのタイムを伸ばしていけるようにしたいです。』

Q 将来の目標は?
『マラソンで世界と戦える選手になりたいというのはずっと思っているので、そこを目指してやっていきたいのと、走っているからには応援してもらえる選手になりたいなと思っています。』

Q 最後に改めて今大会への想いを聞かせて下さい
『大会を開催してくれることに感謝しかないので、私も今できる最大のパフォーマンスをして皆さんに元気を与えられたらいいなと思っています。頑張りますので応援よろしくお願いします。』

14日(日)午後2時 TBS系列
全日本実業団山口ハーフマラソン2021



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?