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2020年10月4日「風をよむ ~中国動静 」

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商業施設を再現した場での銃撃。無人機を使った偵察。これは先月、中国国営のテレビが報じた、人民解放軍による市街戦訓練の映像。実施したのは、台湾周辺などを管轄する部隊「東部戦区」です。

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また、先月26日には短距離弾道ミサイルを同時発射する訓練映像を公開。28日には、南シナ海、東シナ海など4つの海域で同時に軍事演習を実施。

繰り返される中国の軍事行動に台湾側は…

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台湾・蔡英文総統「わが国の兵士は絶対に有能であり、国土防衛や、地域平和を守る決心を持つ鋼鉄のような強い兵士であることを確約する」

このように反発。片や中国は…

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中国国防省・潭克非報道官(9月24日)「もし、台湾独立勢力が、台湾を中国から分裂しようとする度胸があるのなら、我々は必ずどんな代償を払っても、それをくじく」

強硬な姿勢をとる中国に対し、国際社会もまた警戒感を強めています。

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アメリカ・エスパー国防長官(8月26日)「南シナ海や東シナ海での挑発的行動が強まることは疑いようがない。中国は自由で開かれた秩序を弱体化させようとしている」

そして今、中国に対する批判は、こうした軍事面にとどまりません。

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アメリカ・トランプ大統領(9月22日・国連総会ビデオ演説)「我々はこの病気を世界に広めた国、中国の責任を問わなければならない」

いまだ猛威を振るう新型コロナウィルスについて、アメリカからは中国の責任を問う声が上がっています。さらに…

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英国 ボリス・ジョンソン首相(7月1日)「この法律は香港の高度な自治を侵し、香港基本法に抵触している」

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香港の治安維持に関して中国政府の権限がより強まる「国家安全維持法」の制定を巡っては、香港の民主派や、国際社会から強い非難の声が上がったのです。さらに、人権問題を巡っては…

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中国の内モンゴル自治区政府は、小中学校で中国の標準語である漢語の教育を強化すると発表。モンゴル語の教育が縮小されることとなり、住民が反発しています。

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また新疆ウイグル自治区を巡り、ウイグル人に対して、中国政府が強制労働を課しているのでは、といった批判が。

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先月28日にはノルウェーの研究機関が、今年のノーベル平和賞の候補に、中国の少数民族政策を批判し、現在服役中のウイグル人学者イリハム・トフティ氏の名前をあげたのです。

「軍事」から「コロナ」「香港」「人権問題」と様々な分野で高まる中国批判。これに対し中国は自らの正当性をアピールし始めています。

新型コロナウイルスを巡っては…

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中国・習近平国家主席(9月8日)「人類と病との闘いの歴史の中で、もう一つの勇ましい偉業を作り出した」

先月、北京で開かれた新型コロナウイルス対策の功績を称える式典で 習近平主席は「1500億枚以上のマスクを世界に輸出した」などと、中国の「マスク外交」をアピール。

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また先月23日、習主席は国連のグテーレス事務総長とオンラインで会談。中国はワクチンを開発したあと、「世界の公共財」として途上国などに供給するとの考えを表明したのです。

さらに…

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中国・習近平国家主席(9月22日・国連総会ビデオメッセージ)「コロナ感染症に直面する今、我々は一つの船に乗った同士として団結を強めるべきです」

巻き起こる様々な中国への批判に対し、国際社会の団結を訴えた中国の習近平主席。

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また人権問題で批判されているウイグル人に関しては、会議の場で「新疆の人々の生活を豊かにする。彼らはより幸福で安全になっている」と中国政府の正当性を主張。

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高まる中国批判に対し、「国際貢献」や、自国の「正当性」のアピールを繰り返す中国。しかし、中国を警戒する国際社会の目は厳しさを増しています。

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明後日、東京で開催が予定されている日本、アメリカ、オーストラリア、インドによる4か国外相会合。ここでも中国に対して、今後どのように連携し対応していくかが、話し合われる見通しです。

こうした動きを中国側は牽制…

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中国外務省・汪文斌報道官(9月29日)「(いかなる多国間協力も)国どうしの信頼と相互理解に役立つべきで、”第三国”の利益を損害するべきではない」

国際社会からの批判を浴びる中、今後、中国はどのような方向に向かうのでしょうか…

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