「変異ウイルス」爆発的感染の可能性も
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「変異ウイルス」爆発的感染の可能性も

■英とは異なる「新たな変異ウイルス」

今月2日にブラジルのアマゾナス州から羽田空港に到着した10代から40代の男女4人が、イギリスや南アフリカで見つかったものとは異なる「新たな変異ウイルス」に感染したことが10日、明らかになりました。
国立感染症研究所によりますと、これまでにイギリスや南アフリカで見つかった変異ウイルスと共通の変異はあるものの、遺伝子の配列が異なり、感染力の強さやワクチンの有効性などの判断はまだ出来ないといいます。
すでに日本国内では、変異ウイルスに感染した人は、合わせて34人にのぼります。

■感染拡大のシミュレーション

従来のものより1.7倍感染力が強いとされる「イギリスの変異ウイルス」について、感染拡大のシミュレーションを行った専門家がいます。

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東京大学大学院  飯野雄一教授:
従来型よりもどんどん増えていって、そのうちほとんどが新しい型になります。と同時に、全体としての増え方がすごく加速するということになります。そういう(シミュレーション)結果になりました。

飯野教授が行ったシミュレーションの一例です。

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従来のウイルス(青)に300人が感染。2か月ほど遅れて、1.7倍の感染力をもつ変異ウイルス(赤)に100人が感染したと仮定します。
すると、2か月半を過ぎたあたりから、変異ウイルスの感染が逆転し、何の対策も施さなければ、驚異的な伸び方を示し、半年後には、約1万3千人が感染するといいます。

東京大学大学院  飯野雄一教授:
かなり今まで以上に感染が拡大する勢いが大きくなりますので、それを抑えるのは、我々としては本当に厳しい状況が控えているなと、覚悟しなきゃいけないのかなというふうなことを感じました。

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さらに変異ウイルスの感染者が確認されてから2か月後に1か月間、緊急事態宣言のような、他の人との接触を半分に抑える行動制限をした場合を仮定。しかし、解除後には急増してしまいます。

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完全に抑え込むには、人との接触をほぼなくし、4か月間の行動制限をしなければなりません。

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東京大学大学院  飯野雄一教授:
抑えるためには今のところやれることはやはり人との接触をへらすと。しかもどなたがウイルスを持っておられるか分からない状況ですので、全員が抑える、接触を減らすというしか手がないのかなというふうに思います。

(news23 2021年1月11日放送)

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