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北朝鮮のスマホートフォン事情 独自開発アプリの現状は
北朝鮮の平壌(ピョンヤン)では、いま、スマートフォンが急速に普及しています。利用できるのは、世界中と繋がる「インターネット」ではなく、北朝鮮でのみ繋がる「イントラネット」です。独自のアプリ開発が進んでいる現状を取材しました。
「こちらが国内で使われているスマートフォンです。形やサイズなどは、私たちが使っているものとほとんど変わりがありません」(奥野宏輝記者)
北朝鮮で急速に普及するスマートフォン。インターネットではなく、北朝鮮でのみ繋がる「イントラネット」が利用されていますが、平壌の街中では、画面を操作したり、写真を撮影する人たちの姿が多くみられます。
関係者によりますと、「アリラン」や「ピョンヤン」など5つ以上のブランドから販売されていて、現在は、3Gの回線が使われているということです。
「平壌市内には金日成(キム・イルソン)広場の前にも、あのような携帯用とみられるアンテナが設置されています」(記者)
「山の上にも携帯用とみられるアンテナが、ところどころに設置されています」(記者)
アプリは北朝鮮独自に開発されたもので、朝鮮中央通信などのニュースアプリや、天気や健康診断など100種類以上に上ると言います。
さらに、ここ数年で人気なのが「ネットショッピング」。メガネや洋服、電化製品などが販売されています。
また、グルメサイトも存在し、ジャンル別にレストランが紹介され、閲覧数によって人気度が分かるということです。
北朝鮮でのみ使用できる閉ざされたスマートフォンですが、今後、どのような進展を見せるのか注目されます。