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LiLiCo&佐々木俊尚&赤ペン瀧川ドキュメンタリー映画の魅力を語り尽くす!共感シアター×TBS DOCS 生配信番組【レポート】

現在公開中のドキュメンタリー映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』の公開を記念して開催された本配信番組。映画ファンお馴染みの映画通のLiLiCo、佐々木俊尚、赤ペン瀧川の三人は、冒頭からドキュメンタリー映画の魅力について熱弁が止まらず、LiLicoは「本気だからおもしろい!ドキュメンタリー映画を観ると、自分の人生の中でも命がけでできることってあるのかなと思う。(自身がアンバサダーを務めた)『TBSドキュメンタリー映画祭』の作品ですごいもの観すぎて、エンタメ作品を観る時には頭を切りかえる必要があった(笑)」と今年3月に開催され全15作品のドキュメンタリー映画がラインナップされた映画祭時期の当時を振り返り。佐々木は「海外ドキュメンタリーがおもしろい!日本ではまだあまりやっていないがアニメショーンやドラマシーンなどを入れたり、いろいろな要素を寄せ集めて一つのことを多方面から描いていたりする。」と海外と日本のドキュメンタリー映画の違いについて解説し、各々のドキュメンタリー映画愛フルスロットルで番組がスタート。
 
そして番組開催のキッカケである公開中映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』について、「シーナ&ロケッツ」を詳しく知らなかったというLiLiCoは「(鮎川さん、シーナさんは)お父さん、お母さんとしての印象が強くて、素敵な娘さんたちを見ればどれだけちゃんと子育てしていたのかがわかる。愛しか感じなかった。」と家族愛に感動したようだった。佐々木は「ロックが何かを考えさせられる。老いぼれてもロックをやっている。だからこそかっこいいよね。」と歳を重ねてなおかっこよさを増す鮎川さんを称賛した。また、「昔は私生活を見せないのがスターだったけど、今はSNSもあり、全部見せる方がかっこよく見える時代なんだなって」と感慨深げに語った。さらに、本編シーンやナレーションを務めた松重豊、親交の深い甲本ヒロトらのインタビュー、また舞台挨拶の模様や寺井到監督のスペシャルコメントなども公開し、視聴者からも「こんなにたっぷり見せていただけるなんて!」といったような歓喜のコメントが多数寄せられた。

続いて、ドキュメンタリー映画特番でもある本配信のメイン、ゲストのオススメドキュメンタリー映画作品を紹介する「このドキュメンタリーを語りたい!」のコーナーへ。番組冒頭にドキュメンタリー映画の魅力について「最近のドキュメンタリーはリアリティがすごい!」と語っていた佐々木は、オススメドキュメンタリー映画として、 『THE MOLE(ザ・モール)」』(2020年・監督︓マッツ・ブリュガー)、 『画家と泥棒」』(2020年・監督︓ベンジャミン・リー) 『Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む』(2022年作品・監督︓フェリシティ・モリス)を選定。中でも『THE MOLE(ザ・モール)』について「本当か嘘かわらかないものをたくさん撮っている監督。これ絶対フェイクだよな!って思えてくる。見ているだけでめまいがする」と作品を観た時の衝撃を振り返る。
そして、「今日の気分かつ、ドキュメンタリーをあまり見ない方でも見やすい作品を選んだ」というLiLiCoは、『世界で一番美しい少年』(2021・監督:クリスティーナ・リンドストロム クリスティアン・ペトリ)、『ようこそ映画音響の世界へ』(2019・監督:ミッジ・コスティン)、『SNS -少女たちの10日間-』(2020・監督:バーラ・ハルポバー ビート・クルサーク)をあげた。中でも『ようこそ映画音響の世界へ』、「去年300本ほど観た中でこの作品が自分の中で1位だった。ドキュメンタリーが1位になったのは初めて。いろんな映画がでてくるけど、全部もう1回みたくなる!」と強く勧めた。さらに、MCの赤ペン瀧川も3作品をチョイス。『ナワリヌイ』(2022年・監督︓ダニエル・)、『ディープブレス 呼吸、深く」』(2023年・ 監督︓ローラ・マクガン)、『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』(2013年・監督︓マイク・ブレット スティーブ・ジェイミソン)をあげ、『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』「本当にめちゃくちゃ弱いチームなんですよ(笑)でも、なんとか1点だけ獲ろうとする姿が熱いし、泣ける!」と語り、LiLiCoと佐々木も興味津々の様子だった。


「TBS DOCS」の最新情報のコーナーでは、昨年公開された『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』が、10月20日から行われる第8回、蔚州山岳映画祭(UMFF)にて上映決定という初解禁の重大発表が!韓国唯一の国際山岳映画祭で、山、冒険、探検、自然、環境をテーマにした映画と文化を紹介。本映画祭にてワールドプレミア上映となる「人生クライマー」からは、山野井泰史、妻の妙子、武石浩明監督の三名が招待され、10/19~10/23までの日程で訪韓予定。
 
その後も「TBS DOCS」の最新情報や、ドキュメンタリー好きの3人は話題が尽きない様子をみせたが、番組終了の時間が迫り最後に、佐々木は「あんまり勉強と気負わずに観ないで欲しい」と話し、それに対してLiLiCoも「子供の頃、ドキュメンタリーって難しそうって思った自分がもったないなって。もっと早くから見ればよかった」とドキュメンタリー映画への熱い思いを語り、終始ドキュメンタリー映画への愛と熱気に包まれ番組は終了した。

――――――――――――――――――――――――――――――――――〇作品情報映画
映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』
バンドも家族との時間も、底抜けに優しい人柄も―その生き様こそがロックンロール。
 本作は、1979年にシングル「ユー・メイ・ドリーム」がヒットし、日本のロックシーンに大きな足跡を残したバンド、シーナ&ロケッツ。そのギタリストとして休みなく走り続け、最期までステージに立つことにこだわった鮎川誠の生涯に迫るドキュメンタリー映画。揺るぎないロック哲学とロック教養を持った鮎川は最高のロックギタリストであると同時に、妻と3人の娘たちと過ごす時間を何より大切にする優しい家庭人でもあった。「生活とロックはイコールという世界に、シーナが引き込んでくれた」と話す鮎川。だが、15年2月14日に妻でバンドのヴォーカルのシーナが死去。シーナ&ロケッツはそこで止まるかとメンバーさえも思ったものだが、鮎川はバンドの動きを止めなかった。3人になったシーナ&ロケッツは以前にも増して精力的にライブ活動を行ない、やがてシーナの意志を引き継いでLUCY MIRRORこと末娘の知慧子がヴォーカルで正式加入すると、さらに活性化。22年に結成45周年を迎え、鮎川はまだまだ走り続けると誰もが思っていたのだが……。
23年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭に於いて上映された『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』をもとに、所縁の人物へのインタビューやプライベート映像、貴重な音源などを加え再編集した内容となっている本作。本篇では、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)や浅井健一、大江慎也、友部正人らがインタビューに答えているのに加え、バンドのファンでもあった俳優の松重豊がナレーションを務めている。笑顔でロックを続けた日本で最も愛されたロックンロール・ギタリストの素顔と、最後までステージに立ち続けたいという情熱、そして生涯見続けた夢とは――。
 
出演:鮎川誠 シーナ 鮎川陽子 鮎川純子 LUCY MIRROR 唯子    ナレーション:松重豊
監督・編集:寺井到 撮影:中牟田靖 宮成健一 丸本知也 編集:高尾将 音効・MA:寺岡章人
協力:ジュークレコード ロケットダクション ビクター・エンタテインメント プロデューサー:緒方寛治 坂井博行
製作:RKB毎日放送 製作幹事:TBSテレビ 配給:KADOKAWA 宣伝:KICCORIT ©RKB毎日放送/TBSテレビ
2023年/日本/カラー/16:9/5.1ch/98分
映画公式サイト:rokkets-movie.com     映画公式Twitter:@rokkets_movie 
映画公式note:https://note.com/rokkets_movie
8月11日(金・祝)より福岡先行上映、8月25日(金)より全国公開
 
映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』
「誰も成し遂げていないクライミングを成功させて、生きて還る」世界の巨壁に単独で挑み続けてきたクライマー・山野井泰史。彼は2021年、登山界最高の栄誉、ピオレドール生涯功労賞を受賞した。しかし、山野井の挑戦は終わらない。伊豆半島にある未踏の岩壁に新たなルートを引こうとしていた。そして再びヒマラヤにも…。“垂直の世界”に魅せられた男の激しい生き様とは?貴重な未公開ソロ登攀映像とともに振り返り、山野井の生涯のパートナーである妻・妙子への取材も通して問いかける。
 
監督:武石浩明
撮影:沓澤安明、小嶌基史、土肥治朗
編集:金野雅也
MA:深澤慎也
選曲:津崎栄作
企画・エグゼクティブプロデューサー:大久保竜
チーフプロデューサー:松原由昌
プロデューサー:津村有紀  
TBS DOCS事務局:富岡裕一
 
2022年/日本/5.1ch/16:9/上映時間:109分
製作:TBSテレビ
配給:KADOKAWA
©TBSテレビ
 
【TBS DOCSとは】
1955年の開局以来、⽇々のニュースや珠⽟のドキュメンタリー番組を放送し続けてきたTBSが、魂を揺さぶる良質のドキュメンタリー映画の発信地となるべく、満を持して⽴ち上げた新ブランド 「TBS DOCS」(TBSドキュメンタリーフィルムズの略称)。⽇本国内のみに留まらず、世界のマーケットも意識し、歴史的な事件の真相や今世界で起きている衝撃の出来事、そして市井の⼈々の⽇常の瞬間を切り取り、⽇々取材を続けている記者やディレクターたちの熱い想いを、多くの⼈により深く、より丁寧に発信してまいります。

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