SUPER GT ホンダの来季シート予想

この寒い中Red Bull主催の轟音東京に行ってきました。
手を伸ばせば触れる距離をレーシングカーが走っていく様は圧巻でしたね。
いずれ、写真も上げたいと思います。

さて、来年のホンダのシートですが、現状と殆ど変わらないと言われています。
最終戦の不運の連鎖が無ければホンダ×ブリヂストンがランキング上位を独占していたと思いますから当然といえば当然ですけどね。

唯一離脱が確定しているのがAstemoのベルトラン・バゲット。既に体制発表がなされたトヨタのラインナップに名前が無かったので、日産への移籍は決定的です。

そこで空いているシートに収まりそうなのが元ホンダ育成ドライバーで現在はカルソニックをドライブしている松下信治ではないかと考えられます。その理由を考えてみましょう。

1 スーパーフォーミュラのテストに参加した。
先日行われたスーパーフォーミュラの合同テスト。松下信治は今シーズン同様B-MAXから参加しましたが、当初のエントリーリストに彼の名前はありませんでした。
B-MAXはホンダ(無限)エンジンを使用しているので、エントリーリスト発表の時点では移籍がまとまっておらず、契約がなされた時点でテストの参加が決定したのではないでしょうか？

2 田坂エンジニアの存在
今季はSUPER GTで初優勝、スーパーフォーミュラでもポールポジションを獲得した松下信治でしたが、スーパーフォーミュラではドラゴコルセと共に数少ない1台体制のB-MAXチームからの参戦でした。
そんな松下を支えたのは本山哲監督と田坂エンジニアです。
2台体制のチームと比べてデータ量が少ないにもかかわらず、一定の成績をあげたことで松下も田坂エンジニアには信頼を置いているはずです。
この田坂エンジニアがSUPER GTでサポートしているのがAstemo REAL RACINGです。バゲットが移籍した後釜と考えればうまくおさまります。

では逆に松下信治が加入しないと考えるとどのようなケースがあるでしょうか？

1 外国人ドライバー
このような状況でなければあり得たと思います。
特にホンダレーシングとレッドブル・レーシングのコラボレーションは近年密になる傾向でしたから。
ただ、あるとすればスーパーフォーミュラの方が可能性は高いかなぁ…

2 ホンダ育成筆頭・佐藤蓮
最終戦の同士討ちが無かったとしても可能性は高くないとは思います。何故ならばホンダはブリヂストン勢で勝利を、ダンロップ勢で成長を目指していると見られるからです。ブリヂストンのAstemoのシートが空いた現状では、松下信治の移籍の方が可能性は高いと思います。(大湯都史樹か笹原右京がAstemoに移籍し、佐藤蓮がRed Bull 無限に昇格するなら可能性はゼロではないが)ただ、名取鉄平がホンダ育成から外れた以上、若手最右翼は佐藤蓮でまちがいないでしょう。

3 元育成・名取鉄平
可能性は0ではない…というところで言えば名取鉄平も0ではない。元ホンダ育成の松下信治が戻れるという報道ならば、名取鉄平が戻れてもおかしくはない。ただ、名取が戻るとなると前述の通り佐藤が昇格、Red Bull 無限のどちらかが動くという大掛かりなものになるので限りなく0に近いとは思うが。

強引に可能性を見つけてみたが、既報の通り松下信治が残留を表明しない限り、松下信治しか想像する事が出来ない…笑