自己効力感に影響を与える2つの先行要因とは?
人が新たな知識やスキルを身につけるには「変化」が必要です。
変化をするためには 自己効力感 が必要になります。
自己効力感とは自分が必要な行動をうまくできるという可能性の認知です。「わたしならうまくできるよね」という気持ちですね。
自己効力感には2つの先行要因があります。
効力予期 と 結果予期 です。
効力予期 - efficacy expectancy
効力予期とはある結果を生み出すために必要な行動をうまくできるという予期です。
結果予期 - output expectancy
結果予期とはある行動を行った際の結果に対する予期です。
変化できないケース
変化できないケースについて、ひとつずつ考えてみましょう。
例えばソフトウェア開発における自動テストの導入をしたい場面を想定してみます。
変化できないケース1 - 結果予期に問題がある
自動テストを実施したところで、仕事に好ましい影響がでると思えない状態です。
変化できないケース2 - 結果予期には問題がないが効力予期に問題がある
自動テストを実施すれば、仕事に好ましい影響がでることはわかるが、
それを自分がうまく習得できると思えない状態です。
まとめ
自己効力感が低い、と一言でいっても 効力期待 と 結果期待 2つの要因があることがわかりました。
要因が異なればその対処法も異なります。
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