満足と不満の四象限と選考時点のすり合わせ
心理学者のハーズバーグが提唱した「二要因理論」という理論があります。
職務上の満足を引き起こす要因を「Motivators = 動機づけ要因」
職務上の不満を引き起こす要因を「Hygiene factors = 衛生要因」
とする理論です。
満足と不満足の四象限
・高満足、低不満 - 理想の職場
・高満足、高不満 - やりがいはあるが不満もある。やりがい搾取な職場など
・低満足、低不満 - やりがいはないが不満もない。生活していくためだけの職場
・低満足、高不満 - 最悪の職場
選考と満足・不満
入社後に満足が高まり、不満を低く抑えるにはどうすればよいか?
選考時点でできることは事前に何を求めているのかをご本人に確認することです。個々人によって何に満足し、何に不満を感じるのかはことなるので個別に確認するしか無いのです。
その人が職場に対して重要と考えている転職の軸となる動機。
こちらが満足側の要因です。例えば、技術力をどんどん高めたい、など。
その人が職場に対して無いと不満に考えている、転職の軸となる動機。
こちらが不満側の要因です。例えば、リモートワークできるかどうか、など。
この両面を確認し、自社で応じることができる内容や応じることができないないようを率直にお伝えする。それがよいのではと考えています。なお、応じることができない部分が多い場合は、社内の前提を変えていく必要がでてきます。
以前紹介したマッチング・インタビューはまさにこの両面をカバーしています。
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