コルブの経験学習における概念化がもたらす即発見・即決断とその範囲の広げ方
コルブの経験学習モデルというものがあります。
これは、
・経験
・省察
・概念化
・実践
を繰り返すことによって、経験から広く適用可能な概念を身に着けていく学習を表したモデルです。
経験学習については下記にまとめてあります。
経験学習モデルで得た学習結果を記録するためにフォーマット化する
経験学習によって概念化された知識は、自分の思考ツールとしてすぐ引き出せるようになります。
新たな経験が概念化された知識で解決可能な場合、瞬間的にその事実に反応し、即回答を導いて、そのための行動を意思決定できるようになります。
例えば、しがないラジオに出るとポジティブな結果がありそうな人をしがないラジオをつないだ結果として、両者にとってポジティブな出来事が発生したという経験があったとします。
個別具体的に捉えると
しがないラジオに出たい人と、しがないラジオにとって魅力的な人をつなぐと両者にとってポジティブな結果が訪れる
という予想から、このようなケースが発生したら顔つなぎの提案をしてみる、という意思決定を瞬間的にできるようになります。
これは抽象的に捉えると、
自身が応援したい複数の人の間で相互に利点が発生する場合、
両者の間をつなぐと双方にとってポジティブな結果が訪れるケースが多い
ということになります。
この概念を持っていると「複数の知人・友人が関わる出来事に対してそれが相互にとってどのような利点があるか判断し、相互に利点があるのなら両者への顔つなぎの提案をしてみる」ということを瞬間的に判断できるようになります。
しがないラジオだけのケースよりも広く適用可能になりました。
多くの経験をし、それを概念化することで適用範囲を広げていくことによって、色々なことを、広く、短時間で達成できるようになるのだと思います。
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