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選べる幸せ、物に溢れて暮らす苦しさ

【一時帰国22日目】

成田での2週間の隔離生活が明け、北海道の自宅に帰宅して約1週間。
自宅に戻ってからの生活も、しばらくはなるべく家から出ない。買い物はできるだけ少ない回数で済ませる生活を心がけている。
それでも、軟禁生活に猫がオプションで追加になったのはありがたい。

家の掃除や、この機会に片付けたいものがたくさんある。
今回家に帰ってきて思ったことは、今までこんなに物に埋もれて生きていたのか、ということ。帰宅して、片付いてはいるものの、物に溢れた自分の部屋を見て愕然とした。そして、いらない物や使っていない物がとても多いことに気づく。

先日、数日分の買い物をしに、スーパーマーケットへ行った。日本のスーパーマーケットは4ヶ月ぶりだった。とてつもなく広いのと、一つの商品に対する選択肢が多すぎるのとで、買い物をしながら途中で帰りたくなった。今まで、スーパーマーケットは私をワクワクさせてくれる楽しいところだったのに、選択肢がありすぎるということが、こんなにストレスフルなのかと初めて感じた。

ペルーでの生活は、たった3ヶ月半だったけれど、じわじわと私の生活に影響を与えていると感じる。建物も、道路も違う。
道端に犬が転がっていないこと、カラスの鳴き声がすること、歩くときに犬のフンを踏まないように気を付けなくても大丈夫なこと、横断歩道を渡るときは、私が渡るまで車が待っていてくれることに驚いた。そのうちこれが普通になるんだろう。
なんだかちょっと寂しい気もする。

いつになるかわからないけれど、ペルーに戻ったとき、スーパーの入り口や銀行のATMの前で堂々と昼寝する犬や、どこから突っ込んでくるかわからない車や、ハチドリのさえずりに懐かしさを感じるのだろうか。
そんな日が今はただただ待ち遠しい。

今はひたすら、スペイン語の衰えに怯えながら暮らしています。DELEの対策本も届いたので、自分のペースでやりつつ、会話は先生にオンライン授業をお願いすることにした。今日、レッスン頻度や重点的にやりたいことについて15分程度の打ち合わせをしたら、びっくりするほど言葉が出てこなくて危機感しか感じないので、本気で頑張ろう。

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