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アジアカップ2023 GS最終節グループA~C展望

・アジアカップについて

たまにはサッカーについての記事も書いてみようと思います。

現在、中東カタールでアジアカップ2023が行われています。「アジアカップ2024」ではない理由は「TOKYO 2020」と同じです。コロナ絡みで当初の開催国だった中国がそれを返上、そこで去年ワールドカップを開催した実績をもつカタールで翌年開催することが決まりました。

ちなみに、アジアカップとは、4年に1度行われる、サッカーのナショナルチーム(国の代表チーム)による大陸選手権、すなわちアジア最強国決定戦です。
大陸選手権ですが、世界最強を決めるワールドカップに比べれば注目度は下がるものの、特に欧州のEURO、南米のコパ・アメリカはワールドカップにも劣らないレベルの高さ、熱気があります。
アジアカップも去年のワールドカップにおけるアジアの国々の躍進、東南アジアにおけるサッカー熱の高まりなどを受けて注目度が上がっているように思います。
今回も中東のチームの試合を中心に盛り上がりを見せており、先日地上波で放送された日本対イラク戦は、欧州や南米の試合を彷彿とさせる素晴らしい雰囲気でした(日本にとってはドアウェーでしたが)。

・最終節の展望

さて、そんな今回のアジアカップですが、現時点でグループステージの第2節までが終了。今日から最終節を迎えます。

今大会では前回大会と同様、全6組の各組1位と2位がストレートで決勝トーナメント進出。3位の場合は6チーム中成績上位の4チームが次に進み、計16チームによるトーナメントとなります。

このレギュレーションを踏まえて、この記事ではグループAからCの展望を見ていきたいと思います。

・グループA

対戦カード
カタールー中国
タジキスタンーレバノン

グループAは既に開催国カタールの1位通過が決定。
最終節ではカタールのターンオーバーが予想されますが、それでも中国が勝つのは厳しいのでは。中国はここまでランキング上格下のタジキスタン、レバノンにスコアレスドロー。内容も低調でした。よくて引き分けではないでしょうか。
タジキスタンは前節カタールと接戦したことを考えると、レバノンに勝つ可能性は十分にあるでしょう。

タジキスタンは勝ち点4の2位、中国は勝ち点3or2の3位と予想します。

・グループB

対戦カード
オーストラリアーウズベキスタン
シリアーインド

ウズベキスタンは、ワールドカップ予選でイラン相手に引き分けるなどアジアの中では力のあるチームです。対するオーストラリアはワールドカップの常連国にして、前々回大会の覇者。近年はメンバーが地味になったと言われますが、それでも結果を残すあたりはさすがです。
今節屈指の好カードであり、ウズベキスタンが勝つ可能性も十分ありますが、オーストラリアが意地を見せてドロー、そんな結果になるのでは。

シリアは前節で負けはしたものの、オーストラリア相手に悪くない試合でした。一方のインドはここまで0得点5失点の2連敗と、厳しい戦いが続いています。ここはシリアが勝つのではないでしょうか。

オーストラリアが勝ち点7の1位、ウズベキスタンが勝ち点5の2位、シリアが勝ち点4の3位と予想します。

・グループC

対戦カード
イランーUAE
パレスチナー香港

イランは長年アジアのトップグループに位置している強豪です。対するUAEもワールドカップ出場からは遠ざかっているものの、アジアカップでは毎回上位に来ています。2015年大会では日本を破りました。
そんな注目のこのカードですが、UAEは前節で主力と思われるセンターバックが退場したのが誤算でした。おそらく出場停止でしょう。
イランが接戦をものにするのではないでしょうか。

パレスチナは前節でそのUAE相手にドロー。1人少ない相手に対して優勢に試合を進めました。勝てた試合ではありましたが、悪くない結果でしょう。一方の香港もイラン相手に1失点にしのぎました。
予想が難しい試合ですが、パレスチナがホーム同然となる会場を味方にして勝利をもぎ取りそうです。

イランが勝ち点9の1位、現時点で5開いている得失点差を考慮して、勝ち点4で2位がUAE、同じく勝ち点4で3位がパレスチナと予想します。


グループDからFまでの展望は、水曜日に投稿する予定です。
以上、グループAからCまでの展望でした。



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