日本在宅救急医学会の道のり⑥

2022.7.10 参議院選の結果を見て考えたこと

　今日の参議院選、自民党の勝利のようですね。自民党議員のお話をニュースで見ていて感じたことは「原発をどんどん再稼働させていくんだな」ということです。原発の是非について私に話せる力はありません。しかし、福島第一原発からわかることは、「原発が暴走したときに、私達にはそれを制御する望みは絶望的である」という事実だけです。

　私は東海第一原発という古い原発のそばにある病院の責任者をしています。福島の原発事故から停止していますが、この参院選の結果からみて、再稼働についての検討は避けられないと思います。

　私達はちゃんと知らなくてはいけない。福島でなにが起きて、東海原発でもなにが起きる可能性があるのか？放射線災害が発生したときに私たちができることはなんなのか？

　そんな思いで、第６回日本在宅救急医学会学術集会in水戸、におきまして、杏林大学医学部・救急医学教授の山口芳裕先生に特別講演③をお願いしました。福島第一原発の事故の時、一番最初に医療班として原発内に入られた先生です。

　是非、皆さんにご聴講いただきたいと存じます。