コロナに罹って入院したので諸々記す④

 11月14日(土)退院しました。
 土日ゆるゆるして本日から仕事とかしてます。

 退院出来る基準は聞いてはいませんが
・PCR検査2回陰性(これは確実)
・肺炎の回復傾向(血中酸素飽和度とレントゲンにおける肺炎の状況確認)
・血液検査における抗体の確認
あたりではないかと。

「退院になるので荷物まとめてくださいね~」
とちょっとそこまで買い物行くよくらいのノリで言われて、数時間後には青空の下に居りました。

 インターネットでやり取りしていたとはいえ、リアルで会っていたのは感染病棟担当の医師と看護師さんだけでした。
 退院時も感染病棟専用の導線が組まれているらしく、特に誰の目にも触れずに病院を後にしました。
 個人的にはテレビで見た
「コングラチュレーション! 退院おめでと~! パンッパンッ!」
みたいな壮大なお見送りを期待していたのだけど、警備員の視線を感じるだけでした。
 心細さがあるからでしょうか、一抹の淋しさと2週間ぶりに見る青空の大きさと比べて自分の存在感を感じながら帰路へ就きました。

 体調としては
・36度台の平熱(普段の僕からすると少し高め)
・体力低下
・声が枯れている
状態です。
 2週間程度とはいえ、筋力が落ち、痩せました。直ぐに休みたがります。
 元気だけど、「イエーイ!」のノリではないです。
 声が枯れている理由はよく分からないのですが、酸素吸入や乾燥からくるものだろうと推察してます。

 薬は処方されていて、記事②に書いた薬や、その後に飲む薬などを渡されています。
 味覚と嗅覚についてよく聞かれるんですが、特に気になってないというのが正直なところです。ご飯の味はするし、匂いも感じる。今までと比べてどうかと聞かれるんですけど、今までの味覚や嗅覚がどうだったのか考えたことが無いので分からない。そういう意味では、自分の五感がどんな状態なのかを認識しておくのは良いことかもしれない。

 コロナが風邪なのか感染症なのか。そこは専門家じゃないし、判断しようとはおもわない。
 陽性判定になった、発症したけど軽いだったら風邪と変わらないのかもしれない。機械に繋がるほど重篤にはならなかったけど、肺炎発症して入院した身としては結構辛いよと書いておく。
 ありきたりのことだけど、免疫高めて自分と周りに出来ることをする。騒ぎ立てず、不安に踊らされず、事象と向き合う。
 それくらいが丁度良いのではないかとおもう。

 今回コロナにかかって、1番感じているのは感謝です。
 未知のウイルスと戦い、快復してる身体って凄くないですか? マジエライ! マジ尊敬!
 社会保障もスゴイ! 保健所から町医者、介護タクシー、看護師やお医者さん、みんなが連携してる。今回の入院代は国が出してくれてます。普段、ちゃんと社会保険払ってるというのはあるけど、いざってときに全部引き受けてくれるってすごいな~と頭が下がる思いです。
 会社もすごい。仕事なんだから当たり前っておもうかもしれないけど、みんながカバーしてくれてるんですよ。ありがたやありがたや。
 そして、友人。メッセージくれたり仕事くれたりお金くれたり。なんか本当に嬉しいし、ありがたいです。お金ないからくださいって書いたら、沢山の人がくれました。生きていけます。本当にありがとうございます。

 人に生かして貰ってるなって心からおもいます。いつもありがとうございます。
 今回、改めて人の力になれるように生きていきたいっておもいました。医療関係者じゃないからコロナにはあまり役に立たないかもだけど、自分の関わりでちゃんと人の力になりたい。
 コーチングやカウンセリングでかもしれない。表現者としてエンタメかもしれない。場を作るものとしてかもしれない。
 出来ることはその瞬間寄り添うことだけかもしれない。笑わせることかもしれない。新しい何かをつくることかもしれない。
 その時々によって変わるとおもう。ただ、自分と目の前の人と見知らぬ世界の為にやれることをやっていこうっておもえた。

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