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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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2023年9月の記事一覧

はがしやすい住所ラベル → ◯

宅配で荷物を受け取ることが増えると、梱包材料の段ボールやクッション封筒などの処理のしやすさが気になります。 具体的には、梱包材のダンボールなどを資源ごみとして出すときに宛名の書かれた住所ラベルをはがす必要がありますが、通販業者によって住所ラベルのはがしやすさに大きな差があります。 べったりと糊で貼り付けられていると、はがすのに一苦労してしまいます。Amazonはこの点、はがしやすく非常に優れていると感じました。配送中にはがれてしまうと問題なので、妥当なはがしやすさになるよ

バリエーションが増えるのはやむを得ない → ◯

UXのアイコンともなってしまった感のあるハインツの逆さボトルケチャップですが、同社からは他のタイプのふたのバリエーションも出ています。 逆さボトルは立てて冷蔵庫に保存している際に、ボトルに残っているケチャップが下方向に流れるため、最後まで使い切れるというメリットがあると言われています。 しかし、容器の底や逆さボトルのふた部分にケチャップが残ってしまい、完全に使い切れる構造ではないという指摘もあります。 よって、それぞれの方式には一長一短があるという当たり前の結論になって

郵便ポスト取集回数減のお知らせ → ◯

最寄りの郵便局にあるポストに貼り紙がありました。来週より平日の郵便ポストの取集の回数が1日あたり3回から2回に減るとのお知らせです。 これがなぜ◯なのか疑問を持たれる人がいるかもしれません。サービス利用者の立場だけからすれば、早く郵便物を届けて欲しいのだからそれが損なわれると考えてしまいます。 しかし、少し調べてみるだけで郵便に関わる人員は急激に減っていることがわかります。効率化・合理化には限りがあり、この流れはもっと進むと考えられます。「送達日数には影響ありません」と記

現在位置がわかる → ◯

金融機関の申し込み画面です。現在入力中の項目が、全体の中で何番目であるかを1/5や2/5などの数字で示しています。これから入力しなければならない項目が、全部で何項目あるかを前もって知ることができる有益な手がかりとなります。 また、最上部の表示では、一連の入力が、「申し込み内容入力」「情報入力」「入力内容の確認」「完了」とステップ分けされていて、色が変化することにより、現在どの行為を行なっているかを確認することができます。 いずれも全体の中で自分自身の現在位置がわかる重要な