マガジンのカバー画像

Culture Centered Design

712
街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

コントラスト比の高い場所に置くと忘れにくい → ◯

黒っぽい台や机の上に黒い財布を置くと、気づきにくいので、うっかり忘れる恐れがあります。 できるだけ白に黒、黒に白など、ハイコントラストの場所にものを置くようにすると、忘れてしまう危険性が若干減るのではないかと感じました。

周りに溶け込まない色をしている → ◯

森の中の小道に切り株があるので、注意喚起のためロードコーンが置かれていました。つまづく恐れのある切り株に近寄るなというメッセージを示しています。 工事現場でよく見かける黄色と黒に塗り分けられたロードコーンもそうですが、周りの環境に溶け込まない違和感のある色使いをしています。注意喚起のためには、周りに溶け込まず、パッとみるだけですぐに発見できるように違和感のある特異な色使いが求められます。 未舗装の小道だと、黄色は埋没する可能性もあるので、青色を持ってきたと考えられます。

もう画像選択は必要ないのでは → ×

WebサービスのログインやECサイトでクレジットカードの情報修正などの際に、入力している人がロボットではないことを証明するため、横断歩道や道路標識などはどれかといった画像選択を行わせることがあります。 ひさしぶりにこの画像選択が出てきたのですが、まんまと間違えました。画像判断技術が極めて高度になっている現在、もはや人間よりロボット(AIテクノロジーによる判断)がより高い精度で何が表示されているかを回答してしまうのではないでしょうか。 もともとはボットがWebサイトを不正に