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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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2020年11月の記事一覧

落ち葉への苦情 → ×

今年は町内会の班長を仰せつかっていますので、近隣コミュニティの苦情を受け付けることがあります。基本的にはお聞きした内容を町内会役員の方々へ伝達するというだけなので、それほどの負担感はないと言えます。 しかし様々な苦情があるもので、その一つに公道への落ち葉に対する苦情があります。業者への清掃依頼や町内会での清掃活動もあって、何も対策をしていない訳ではないのですが、「歩きづらいとか雨が降ると滑りやすいのでなんとかして欲しい」という内容です。 百歩譲って苦情を持ち込まれる方の意

レジ袋は大小問わず3円 →◯

最寄りのスーパーのレジ袋は大でも小でも一律3円で販売しています。そのかわり紙袋は10円とやや高めの設定です。 このためレジ袋を買い求める方をみていると、買い物の量が少なくてもほぼ100%が大のレジ袋を買い物かごに入れていました。持ち帰ってゴミ捨てに使うには大のレジ袋が適しているからでしょう。 レジ袋の大小で価格差を設定するのは、そのことに対するレジ係とお客様の会話が発生してしまうので、そのやりとりコストが馬鹿になりません。一律が望ましいと思います。

「てん」だけをひらがなにする → ×

通常の運動会ではないようですが、休日の小学校で何らかのスポーツイベントらしきものが開催されていました。 父兄や見学者のための駐車スペースの誘導がペイントされていたのですが、自転車が「じてんしゃ」でも「自転車」でもなく「自てん車」なのです。自転車の「転」は現在の日本の小学校では3年生で初めて習う漢字なので、推測ではありますが、「自てん車」を書いたのは、2年か3年の児童だったのかもしれません。 小学2年生の学童に対しては酷ですが、一般論としては老若男女を問わず、普段この場所に

台所洗剤のふたを開けておく → ◯

工夫と呼べるほどのことではありませんが、我が家では台所洗剤をすぐに使えるように、ふたを開けたままにしています。 倒れてこぼれるより、すぐ使えることを優先した結果です。洗剤に限らずふたの開け閉めがストレスに感じることはありませんか?

あとで読む → ×

ウェブサイトの記事などが顕著ですが、興味がありそうな内容の見出しが見つかり、時間がないときにブックマークしておいて、あとから読もうとする場合があります。 しかし、仕事で必要とか行政手続きのため必須など、強制力がない限り、数日後にそのブックマークを開いて読むことはありません。 直感で興味を持った内容なら、すぐその場でページを開いて見るのをお勧めします。つまらなかったらその時点で閉じれば良いのですから。

チェックリストはアナログ → ◯

買い物メモや忘れ物を防ぐための持参品チェックリストは、アナログを良しとしています。 スマートフォンのアプリなども試したことはありますが、どうも自分にはしっくりこないのです。身の回りにある物理的な紙切れにサッと書いて、終わったら物理的に捨てるのが自分の習慣には合っていると思います。 もちろんすべての人に当てはまるものではありません。その人を形作っている暮らし方や生活習慣、様々な要因で変わっていくものでしょう。

案内サインが巨大 → ◯

JR東日本の日暮里駅にあった案内サインです。写真では若干わかりにくいですが、コンコースの幅全体を使った大きさには一瞬圧倒される気持ちにもなります。 誰もがいずれ視力の低下を自分ごととして経験します。さらに、視力が良い人であっても、動きながら文字を読むのは負荷がかかります。駅構内は歩きながら行先を確認する必要があるので、なおさら大きな案内サインが求められます。

はずれやすいがすぐ元に戻せる → ◯

100円ショップで販売されている洗濯バサミは、落としたりするとバネの部分がすぐ取れてバラバラになってしまいます。 はずれやすいのは欠点でもありますが、構造が単純なので、誰でも容易に元に戻すことができます。特別な道具も必要ありません。 中身がブラックボックス化していて、分解したり修理することができない器具が多いなか、このような形が素直に機能を表している道具は素晴らしいとさえ思いました。