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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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2018年9月の記事一覧

のりかえ専用階段は気づきにくい → ×

改札のある出口へ行こうとして階段を登ったのですが、のりかえ専用の階段で、階段を降りる時にようやく出口には行けないと気づきました。 戻ってみるとサインには出口の表示はなく、「この階段はのりかえ専用です。出口には行けません。」と音声アナウンスまでしているのですが、おそらく聞こえてはいたんでしょうが、内容が全く耳に入ってきませんでした。 根本的な解決方法は、のりかえ専用の通路を作らず、どの通路からでも出口に到達できるのが望ましいと思います。 ※本記事は筆者ブログからの転載です

縦書き横書き混在のときは文字詰めやレイアウトに注意 → ×

落雪注意の看板ですが、何か変な感じを受けませんか?横書きと縦書きが混在しているので、一瞬縦か横のどちらか迷ってしまいますね。 この例では横書きの学習塾の名称に引っ張られて、上部の注意書きも横書きかと錯覚してしまう恐れがあります。4文字というのも曲者です。文字列が長いほうが、塊で方向を意識することができます。 ※本記事は筆者ブログからの転載です。 Originally published at HatenaBlog on Feb, 13 2014

項目ラベル名とその対象となるデータが離れている → ×

本ブログ読者の皆様ならお馴染みのWeb入力フォーム画面です。申込みなどによく用いられ、あらかじめ決められた選択肢のプルダウンなどから選択を行なったり、自由入力欄に文字入力して必要な情報を設定する画面です。 表題となる項目ラベル名とその対象データは、ある程度物理的に近い位置にないとその対応がわかりにくくなってしまいます。サンプルの画面は離れ過ぎている悪い例です。さらに、入力前のデフォルト値が空欄というのもそれを助長しています。「選択してください」などの文字列を入れておくだけで

このチェックボックスは不要 → ×

私も利用しているブログサービスの画面の一部です。 お気に入りのブログを継続して読むために、読者の登録をする画面ですが、「よろしいですか?」の左側にあるチェックボックスをクリックしてチェックを入れないと『OK』ボタンが押せない仕様になっています。 利用者の立場なら『+読者になる』ボタンを押せば、すぐに読者登録完了で問題ないように感じました。百歩譲っても「よろしいですか?」にチェックを入れる必要はなく、『OK』だけで十分です。 登録後に購読をやめるにはそのためのユーザーイン

残念ながらゴミ箱になってしまう可能性がある → ×

自動販売機前に空き缶の回収カゴを置くこと 日本では人の住んでいる地域であれば多数の自動販売機があります。都心だとコンビニが無数にあるので、自販機で飲み物を購入することは少ないかもしれませんが、ちょっと郊外に出ると自販機のお世話になることもあるのではないでしょうか。 おそらく空き缶を捨てていく人が多いので、止むを得ずスーパーの買い物カゴを利用した空き缶回収カゴを自主的に自販機設置場所のオーナーさんが置いたのでしょう。 しかし、ドリンクの缶の直径に合わせた穴が空いている飲料

刺激的な災害写真や映像があまりにもお手軽にアップロードされる → ×

台風21号の爪痕を見て すでにそうなってから何年も経過していますが、今回の台風のような自然災害でも居合わせた人がスマートフォンさえ持っていれば、瞬時に災害現場の最も刺激的な写真や動画がアップロードされてしまいます。 残念ながら悲惨な災害であっても、絵や映像としては、インパクトのある非日常で奇をてらったものが求められます。刺激度はエスカレートする一方です。本物ならまだしも偽物も多数あります。それを誰でもエンタテイメントとして消費することができる世の中になっています。 太古

セルフレジで1円玉投入後の認識が遅い → ×

これはソフトウエア側の問題ではないような気もしますが、100円玉や10円玉を入れた場合にはすぐ認識して、投入金額のところに表示してくれますが、もっとも軽い1円玉は入れてから表示までがかなり遅いのです。 体感的には1秒ぐらいかかっているような感触です。5円玉もちょっと遅いのですが、1円玉を大量に投入すると時間がかかるようです。軽いものを正確に1枚づつカウントするのは大変なのでしょうね。 ※本記事は筆者ブログからの転載です。 Originally published at k