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個人的に思うこれからの美容師さんの事情


こんにちは😃
大阪で趣味で美容師をしながら、企業様の採用のお手伝いなんかもしている38歳、男です。

勉強になったことや、感じた事を、日記がわりに書き留めます。少しでも誰かの気づきや力になればとnoteにしました。


さて、本日は【個人的に思うこれからの美容師さん事情】というテーマで書かせていただきます😆あくまでも個人的な見解なのでご了承ください。

今月で前職を辞めて1年が経ちました、僕の経歴は美容師19年目、経営2年目(美容だけちゃうけど)といった感じでしょうか。

ぶっちゃけますが、今の若い世代の美容師さんとお話ししていて少し大変かも?って思う事があります。

何個かあるんですが

・技術力向上のための時間の使い方
・日本の高齢化
・技術のオーバースペック

といったところでしょうか。


『技術力向上のための時間の使い方』についてですが、労基的な問題もあり、ますます時間の使い方に工夫が必要になります。昔は強制でも遅くまで練習をさせられていたものが、現在ではほぼアウトです。ただ技術向上には練習は必要なので、その練習時間をどう取るか?の問題が出てきます。今は、会社も練習という名目で美容師を拘束する事はできず、拘束するなら残業としてお給料を払わないといけない。なので、強制ではないことにしているところが最近は多いと思います。ちなみに残らないといけない雰囲気も残業で、残業代はお給料を時給換算した時の1.25倍になったりします。払えてない所がほとんどだと思いますが💦たぶん。
会社が練習を強制できない。するとどうなるか??自分次第になるって事ですね。計画的に自分自身で技術向上していかなければならなくなり、サボりクセのある人は、技術向上できないのが今の仕組みです。
※最低限の技術は必要だとすると
お客様もファンになってもらいにくく、お給料が上がらないという悪循環が現実となってます。



『日本の高齢化』については、コミュケーションも含め色々難しくなると考えていて、日本の平均年齢は約49歳です。その世代を相手に美容師としてコミュニケーションを取っていかないといけないわけですね。そして49歳で初めて美容室に行く人は少なく、これまでに色々な美容室を経験されてると思います。そこと比べてどうか?という形で勝負していかないといけなくなります。そして人生の経験の引き出しもコミュニケーションの武器の1つ(たくさん旅行に行ってるとか、留学経験あるとか、大人の方が行きたいご飯屋さんを知ってるとか)ですが、この時代そこにお金を使えてる若い世代は多くないのは現実です。




最後に『技術のオーバースペック』については、最近本当によく思うことで、もしかしたら上の2つの事が原因かもしれないなと思っていたりします。オーバースペックというのは意味のない品質向上みたいな事を指します。例えるなら昔の携帯電話です。ガラケーと呼ばれた時代、日本の会社は携帯電話をより小さく、より軽く、より薄くを追求していました。
#覚えてますか
そんな中スマホが出てきて、あっという間にガラケーはなくなりました。ある程度の軽さ、薄さは求められていたかもしれませんが、あの時代の1ミリ薄い1グラム軽いはそこまで求められていなかったというのがあったと思います。
美容師さんの技術も同じだと思っていて、今は技術向上は自分自身でしないといけないので、こだわりがハイスペックからオーバースペックになりがち、そしてお客様には届かなかったりします。さらに、コミュニケーションの壁(平均年齢やそもそも若い世代の環境により不足)によりコミュニケーション向上から目を背けて、技術のオーバースペックに走ってしまう若い世代の美容師さんが接していて本当に多いような気がしています。
#ハイスペックなのはマストやで


なんでこんなことを書くかというと美容師の楽しさを本当の意味で若い世代の美容師さんに知ってほしいなぁーと思ったりします。
お客様に支えていただき、求められて、喜んでいただける。小学生〜ご年配の方まで幅広い年代、様々な職種の方とコミュニケーションを取り、毎日自分の技術と引き換えに色々な学びがあるこの職業はけっこう最強と思ってます😆ただ、本当の意味での楽しさに気づけるのはお客様に求められ、喜んでいただいた時だと思います。そういう意味で、技術向上はなんのためにしてるのか?またきちんとコミュニケーションにも目を向けてるのか?普段から自身の経験を仕事に活かせるか?を考えて、求められる美容師さんを若い世代と一緒に自身も改めて目指していきたいなと思います(^^)

長々とありがとうございました😊

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