2021.2.28 絶園のテンペストが琴線に触れた件

絶園のテンペストのアニメにハマっている。
このアニメ、厨二病心をめちゃくちゃ刺激してくるのだ。
どんなところが刺激するのか。

まず、シェイクスピアの引用が多いこと。
そもそも文学の引用自体がかっこよく厨二病を惹きつける。PSYCHO-PASSなんかも槙島聖護のセリフがいちいちかっこよく、引用にされる作品達を読みあさったものだ。
絶園のテンペストの場合、引用されるのがシェイクスピアときた。悲劇を引用するというのがまた琴線を刺激する。
これから、ハムレットとテンペストは読んでみようと思う。

次に、世界系との相性である。このアニメ、バリバリの世界系であるわけだが、ヒロインをシェイクスピアのヒロイン像と重ねてきているところが乙である。
それにより、シェイクスピアの悲劇を世界系に結びつけたことが素晴らしい。シェイクスピアの作品を現代風に拡張したのだ。
←まだシェイクスピアを読んでいませんが(笑)

また、途中の吉野と真広の交渉戦は熱くなった。
真広は「理にかなっているかどうか」を重視する非常に合理的思考の持ち主、そんな真広と吉野の間で非常に理知的な交渉が行われた。暴力で解決せずに前に進んでいく主人公達の姿は、まさにこの作品に相応しいと思った。


以上、まだ全部見ていないが、この作品の評価は★5としたいと考えている。
厨二病を自覚する人は是非見てほしい作品だ。

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