「弱キャラ友崎くん」はコミュ障の参考書

「弱キャラ友崎くん」というラノベ。
最近アニメ化もしたわけだが、これはいわゆるコミュ障がコミュニケーション能力を身につけるための一種の参考書なのではないかと感じる。

この作品の面白いところが、コミュニケーションをゲームと捉えて主人公が成長していくところである。
近年の多くの作品、特に異世界系などは「現実のコミュニケーションがうまくいかないから異世界に逃げて無双する」というものだが、
この作品は発想が真逆で、
「ゲームが得意なコミュ障主人公が、現実をゲームと捉えて段階的に成長していく」学園ストーリーである。

異世界系が流行っていることは、友崎くんのような人間が増えていることを示している可能性がある。
この作品は、そんな人達が共感し、人気になった作品なのかもしれない。需要を的確に突いてきたなと思った。

ちょっと成長が早すぎる部分はあるが、そこはご愛嬌。
コミュニケーションに苦手意識を感じている人にとっては、一見する価値のある作品だと思う。

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